本ブログのTwitterアカウントを開設しました。(クリックでリンクへ)

英会話に使える文法を学びたいなら絶対おススメの本。ケンブリッジGrammar in Use。

おすすめアイテム

「英語を話せるようになりたい!とたくさんの人が考える中で、ネットを調べればさまざまな意見があり、さまざまな勉強法が提案されています。

その中で私は、なんだかんだ言っても「文法を学ぶ」ということが必要だ、と以前の記事で書きました。それはなんでなの?と思う方は、過去記事を読んでくださいね。

英語を話せるようになるために、文法の勉強は必要?それはなぜか。
英語を話せるようになるためには、文法の勉強はやっぱり必要なんです。それはなぜ?そしてまた、学校で文法を学んでいるのに、なぜ学校の教え方では英語が話せるようにならないのか?というところを、私自身が英語圏でネイティブ英語に触れた経験をもとに、分析します。

 

しかしながら、学校教育でみっちり文法を習ったのに、話せない。。。という人が多いですよね。

正直、もっと「英会話に使える文法が知りたい!」「まず会話に必要な文法から学びたい!」と思う人もいるでしょう。

あるいは、日本の英語教育の中で習う文法に、不信感を抱いている人も、いるかもしれません。確かに私自身、日本の学校で教わった英文法は、まったくデタラメとは言わないけれど、実際の使われ方とは違っているなー、と感じる部分もあります。

今回は、私自身がオーストラリア・パースで英語を勉強した時に使った、世界でも有名な文法のテキストを紹介したいと思います。

日本にいながら、世界標準の英語が学びたい、と思う方にはぜひ使ってほしい、おすすめの本です。

海外の人達も英語の文法を学ぶの?

私はパースで3年半暮らしながら、週1回のペースで英語教室に通っていました。(半年ほど前から、忙しくてお休みしています・・・またいずれ再開したい)

レッスンの時間は1回1時間弱。あっという間です。

その時間は、面と向かって先生に聞きたい質問をしたり、発音の練習、先生の用意したテーマを学習しながらディスカッションの練習などをしました。

それとは別に、家でこれを独習するといいよ、と先生が薦めてくれのが、この英文法の本でした。

 


English Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook: Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English

(Amazon.co.jpにリンクしています)

このテキストは、日本ではあまり知られていないかもしれませんが(私も知らなかった)、海外では有名な文法の本です。私の住むオーストラリア・パースの語学学校でも、このテキストはよく使われているようです。

英語ではない自分の国の言葉で生きてきて、英語を勉強しているのは、日本人だけではありません。世界中の人達が英語を勉強しています。そういう人達の多くが、このテキストを使っているそうです。

この本は『世界共通語としての英語』を学ぶためには、間違いなし、の信用できる本と言えます。

 

英会話に使える文法とは?

 

私は、このテキストを一通りやることを勧められ、少しずつ独習していきました。

それぞれの文法のトピックが、1ページでわかりやすくまとめられており、隣のページには練習問題があります。答えもついているので、自分でやりながら答え合わせもできます。

説明は全て英語ですが、ちょっとしたイラストもあるし、英文もコンパクトで、決して理解が難しいものではありません。

 

項目は、まず時制(現在形、過去形、現在/過去完了形、未来形)から始まります。

たとえば、現在形(I do)と現在進行形(I’m doing)はそれぞれどんな時に使うのか、どう使い分けるのか、と言ったことが、「こんなシチュエーションではこっちを使う」といった説明になっています。だから、こんなことを言い表したい場合はこっちを使うんだな、ということが、理解できます。

(ちなみにこの本を読めば、I do は「私は~する」で、I’m doingは「私は~している」と、形式的に和訳を覚えることが、どんだけ的外れかってことがわかります 笑)

それから、can,could, should wouldの使い方。これもシチュエーションに応じた説明があります。

また、

  • 受動態(受け身)
  • 伝聞(He said that…)の言い方(結構会話では使いますよね、誰々はこう言ってたよ、って)
  • 動詞+-ing と 動詞+to 動詞 の使い分け(I remember doing と I remember to do)
  • a と the (冠詞の使い分け)
  • 関係代名詞

などなど・・・(疲れるので全部書きませんが 汗)

 

こうして見ると、学校で習った英文法と同じような項目が並んでいる、と思われるかもしれません。

でも、それぞれ、「こういうシチュエーションで、こういう言い方をする。」という説明なので、その状況を頭に思い浮かべながら、文法を学ぶことができます。

すごく具体的で、まさに生活の中の実際の場面で使うための、英文法なんです。

私はこれで文法を勉強し、オーストラリアで実際に英語を使っています。ネイティブの人との会話でも、ここにある文法はとてもよく出てきます。

 

私はこのブルーの本を使いましたが、より初級版の赤いバージョンもあります。

娘のハイスクールで、海外から来た生徒(英語ネイティブでない子)を指導している先生も、この本をいつも持っているらしいです。「学校で習った文法もサッパリ忘れてしまった!」という人は、青バージョンよりこちらから始めた方がいいかもしれませんね。


Essential Grammar in Use with Answers and Interactive eBook: A Self-Study Reference and Practice Book for Elementary Learners of English

(Amazon.co.jpにリンクしています)

 

この本の効果的な使い方

 

この本は、文法書として、英語を知る人なら誰もが認めると言っても過言ではない良書です。

でも、文法書というだけではなく、実は英会話を独学で練習するためにも、優れた素材だと私は思っています。

この本の中には、それぞれの文法を用いた例文がたくさん出てきます。

私自身は、この本を勉強する時に、必ず全て「音読」していました。

これが、10ワードもないような文でさえ、最初はスラスラと読めず、つっかえてしまう。

というのも、単語の1語1語を追って、読んでしまうからです。最初はそれで、しかたがないのです。

ところがだんだん慣れてくると、たとえば I’m going to call him back. という文を見ても、I’m going to くらいまではパッと見てとらえられるようになってくる。つまり、自然と「I’m going to」とひとまとまりで言えるようになります。

だんだんと、文を読める早さが早くなってきます。

LとRの発音の区別がヘタだ、とか、ネイティブっぽくない、とか、気にしないで!

たとえば、隣のページにある練習問題も、答えを書く前に、頭で考えてセンテンスを言ってみます。あるいは、問題文を音読しながら答えを埋めていく。

ここに出てくる例文は、本当に日常の会話で使えるものなので、これがこのままスピーキングの練習になります。

口を動かすことが、英語を話すためにはとにかく大切ですが、ネタがないと練習できません。
その意味でも、この本は間違いがないし、役に立ちます。

 

まとめ

私が伝えたいのは、母国語を持ちながら英語を勉強している人は、世界中にたくさんいるし、ちゃんと話せる人はやっぱり、ちゃんと文法を勉強している、ということです。

そしてそのためのテキストが、ちゃんとある、ということです。

日本では、「これだけ覚えれば、英語がペラペラになれる!」というような本がたくさん出ていますが、正直言って、英語はそんなものではありません(笑)。

読んで満足するだけでなく、本当に自分の知識やスキルを補強する助けになる本を、手元に置いておくことをおすすめしたいです。

 

↓Amazon.co.jpへのリンク


English Grammar in Use Book with Answers and Interactive eBook: Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English


Essential Grammar in Use with Answers and Interactive eBook: A Self-Study Reference and Practice Book for Elementary Learners of English

タイトルとURLをコピーしました