英語で人に呼びかける時。相手が複数の場合は?男性女性で変わる?

英語での言い方

年末も迫ってきました!

日本ではこの時期、「クリスマス」「年末年始」のように言いますが(こちらでももちろん「Christmas」「New Year」と言いますが)、こちらでは、このクリスマス前から新年までの期間を特に「ホリデー(Holiday)」と言います。

クリスマスから新年にかけての時期は、オーストラリアでは多くの会社がまとまった休暇に入ることも多く、また個人的に休暇を取って長期の旅行に行く人も多いです。こちらの公立学校は、12月半ばから1月いっぱいが長期休みになるので、多くのファミリーは旅行に行ったり、海外出身の家庭は母国へ帰ったりする人もいますね。また、友達や仕事関係の仲間とパーティをすることもあります(忘年会みたいなもの?)。

そんなわけで、今年の学校の終わり、仕事収めの日などは、互いに

‘Have a nice holiday!’

のように声をかけて別れることが多いです。

一方、この時期には「日本から旅行に来ているのかな?」という方々を、パースでもよく見かけるようになりますね。やはり年末年始の休みを利用してくるのでしょうか。

 

そんなわけで、人と出会う機会が多くなる時期ですが、この時期に限らずいつでも、人と出会うと「相手に声をかける」ということが必ず起こります。

初めての人と挨拶する時、あるいは会話を始める時など、やはり英語での決まった言い方があります。これは、英語の意味を知っているだけではわからない、「文化的な習慣」のようなもの。特に英語の場合、いきなり本題に入るより、軽く相手に呼びかけたり、挨拶を交わしてから話し始めるのが自然です。

基本的には、Hi!Hello! になりますが、親しい相手なら親しみを込めて名前で呼びかける、とか、逆に大勢に対して呼びかける場合には……、など、ちょっとしたバリエーションがあります。

相手が複数の場合は?とか、男性同士の特有の言い方がある?……などなど、英語初心者の段階では意外と知らないと思います。いざ人と顔を合わせた時、最初の一言が自信を持って言えない、ということも多いのではないでしょうか……?

今回は、相手に呼びかけたり、最初の声掛けをする時の挨拶のバリエーションを、「相手・場面の設定」ごとに紹介します。

 

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初対面、軽い顔見知り、店員さんなど

初対面で相手の名前を知らない場合は、

Hello!

Hi!

の一言から入るのがよいでしょう。一番一般的な感じです。

例えばこちらでは、買い物でお店に入ったり、レストランに入ったりする時、店員さんは「いらっしゃいませ~」とは言いません。たいていにこやかに、‘Hi, how are you?’ などのように声をかけて来ます。こちらからも、最低限一言、’Hi!’ や、’Hello!’ と挨拶をするとよいです。(もちろん、店員さんに ‘How are you?’ と聞かれて、‘I’m good, thank you …’ と話を続けてもよいし、自分から店員さんに ‘Hi, how are you?’ と聞いてもよい。)

レジで会計をする場合も、日本だと黙って品物を出すお客さんも多いと思いますが、こちらの場合、少なくとも一言 ‘Hello.’ や ‘Hi.’ と店員さんに呼びかける人が多いですね。

また、店員さんに質問などをしたくて、最初に話しかける時、日本だとまず「すみません、…」と声をかけるかと思います。英語の場合、相手が気づいてなくて注意を引きたい場合などは、‘Excuse me!’ ももちろん言いますが、相手とすでに目が合っていて、会話を始めたい場合など、まず軽く ‘Hi,’ と話しかけてから、質問ややりとりを始めることが多いですね。

他にも、私の場合だと、たとえば息子の友達のお母さんと学校ですれ違った時や、近所の住人と顔を合わせた時など、名前を知るほどじゃないけど、互いに認識しているような場合、‘Hi.’ ‘Hello.’ と一言声を掛け合います。

ちなみに、’Hi’ と ‘Hello’ はどちらを使ってもOKです。Hiの方がややカジュアルかな、という感じですが、一般的な挨拶ではどちらでも問題ありません。

 

親しい相手の場合(相手の名前を知っている)

さらに、相手の名前を知っている場合は、

 

Hi, Laura!

Hello, Naomi!

 

のように、相手のファーストネームを加えることは多いです。英語社会では、ファーストネームは非常に大切で、名前を覚えることで、相手を個人として認識していると伝えることになります。逆にいつまでも名前を呼んでもらえないと、相手は「よそよそしい」と感じるかも……。一方、日本では、目の前にいる人に対し、「おはよう、朝子!」「こんにちは、本田さん」などのように、わざわざ相手の名前をつけて挨拶をすることはあまりないですよね(もちろんシチュエーションによってはあるでしょうが)。

これは、日本語と英語の「使い方」の大きく違うところだな、と個人的には思います。

また、相手が目上の場合(例えば生徒が先生に対してなど)のフォーマルな挨拶は、

Hello, Mrs. Hudson.

のように、タイトル(Mr/Mrs/Miss/Ms)+ 名字(sir name) を使います。

 

複数の相手に話しかける

相手が複数の場合は、どう呼びかけたらよいでしょうか?

たとえば、顔を合わせた相手が親子連れだったり、夫婦カップルだったり、友達グループだったり……なんてシチュエーションも、よくあります。そんな時、‘Hi!’ だけでもいいでしょうが、「その場のみんなに話しかけてる」感を出したい場合によく使われるのが、

Hi, guys!

です。これは本当によく使います!

guys を付けると、複数の相手に対する呼びかけになります。guys はカジュアルな印象を与えるので、フォーマルな場では使わない方が無難でしょう。が、友達同士や仲間内、家族内でも、幅広く使われます。

また、この guys は、「ガイ=男の人」に対してだけ使われるわけではなく、実際は男女関係なく使われています。

私はオーストラリアに来たばかりの頃、ショッピングセンターでお父さんが3人の娘たちに対して ‘C’mon guys!’ (C’mon = come on) と言っているのを聞いて、「へぇー女の子にも guys って言うんだー」と思ったことがあります。

こんなふうに、会った時の呼びかけだけでなく、

 

Let’s go, guys!

(行くよ、みんな!)

Thank you, guys!

(ありがとう、みんな!)

Well done, guys!

(よくやったね、みんな!)

 

などなど、色んな場面で複数の人に呼びかける時に使われるので、これは覚えておくと便利です。

 

不特定多数の大勢への呼びかけ

また、スピーチや発表などで、特定の相手ではなく大勢の人に話しかける時があります。そんな時、「みなさんこんにちは!」みたいな呼びかけを最初に言うのが、やはりナチュラルですよね。

学校の英語の授業では、

Hello, everyone.

Hi, everyone

というフレーズを習った人も多いと思いますが、これは比較的きちんとした場でも使えるし、場面を選ばない万能なフレーズではないかと思います。

あと、カジュアルな場合なら、先ほど取り上げた、

Hello, guys!

Hi, guys!

もOKです。

※ただ、近年「gender equality(男女の平等)」の意識が高まったことから、元々は男性を意味する guys を使わずに、everyone folks (people の意味で、よりニュートラル、かつフレンドリーな印象で不特定多数に呼びかける際に使われる)を使おう、という意見もあります。

また、さらにカジュアルな言い方で、

Hi, there!

もよく使われます。単語の意味を考えると、「なぜ there ???」と私達日本人は思ってしまいますが、とにかくこういう言い方をします。ただ、軽いイメージになるので、正式なスピーチなどには向かないと思います。たとえば、公開オーディション番組などで、ステージに候補者が登場した時に、観客に対して最初にする挨拶がよく ‘Hi, there!’ だったりしますね。

逆に、

Hello, Ladies and gentlemen

は、かなりフォーマルな、公の場で行うスピーチの最初の呼びかけに使われる定番のフレーズです。

 

男性限定?親しみを込めた呼びかけ

また、友達や親しい相手への呼びかけとしては

Hey, bro.

Hey, dude.

Hey, mate.

とかもあります。bro とか dude は、「(あいつはいいヤツだ、などの)ヤツ」という感じでしょうか。男性同士で親しみを込めて「おまえ」「おめー」などと呼び合う感じかなーと思います。bro は、brother の略語です。これらは基本、男性言葉って感じですね。女性はあまり使わないと思います……。

ちなみに、brodude はどちらかというとアメリカ英語らしく、オーストラリアだと mate が使われます。というか、これが「オージー英語」だと言われます。ただ、テレビやメディアの影響で、若い世代では厳密ではないようですが。うちの息子も、友達と ‘Hey, dude!’ とかふざけて呼び合ってるみたいです(笑)

こうした呼びかけも、会った時だけでなく、別れる時にも、他の色んなパターンでも使われます。

G’day, mate!

(Hello と同じ意味のオーストラリア英語。G’day = Good day)

Thanks, mate!

(ありがとう)

Cheers, mate!

bye thanks の意味で、会話の終わりや別れる時に使う。「相手の幸運を祈る」的なニュアンス)

See ya, mate.

(See you と同じ。別れる時)

例文の matebrodude に入れ替わって、‘Cheers, dude!’ などももちろんアリです。

 

ちなみにオーストラリア英語の場合、「エイ(/eɪ/)」 の発音はかなり「アイ(/ʌɪ/)」 に近く聞こえます。そのため、たとえば

‘G’day, mate!’

は、ほぼ「ダイマイ!」に聞こえます(笑)。特に年齢の行ったオージー男性の発音は、このように聞こえます。

 

まとめ

英語の場合、人に呼びかける時に使われる、「相手の呼び方」が色々あります。文法やフレーズだけでなく、このような相手との距離感や、シチュエーションに応じた呼びかけ方を使い分けることが、英語でのコミュニケーションでは結構重要ですね。こうした知識は、「この日本語を英語で言うには?」という学び方では、なかなか身につかないのではないかと思います。

特に英語の場合、相手を呼びかける時の言い方に、バリエーションがありますよね。日本語の場合、主語があまり重要視されない言語だから?か、話しかける相手が目の前にいるのにわざわざ名前を呼んだりはしないし、guysmate のような「呼びかける相手を指す言葉」があまり使われないと思います。一方、英語では、相手の名前をつけたり、相手を指す言葉をつけることが、常識であり、親しさや「馴染んでいる感」のバロメータにもなりうるようです。

そんな私自身も、実は、相手の名前をつけることになかなか慣れることができませんでした。が、英語でのコミュニケーションにおいては、このように適切なタイミングで相手の名前や呼びかけを入れることが、結構重要なんじゃないか、と今では思うようになりました。

 

最後に、話は変わりますが、特に英語初心者の場合、海外旅行などでいきなり店員さんやレストランのスタッフから話しかけられて、何を言われているのかわからず、パニクってしまうこともよくあると思います。実はよくよく聞いてみると、

‘Hi, guys! how are you?’

と呼びかけられているだけだったりするのですが(笑)、この guys がわからないと「???」となってしまいますよね。

今回紹介した表現は、覚えておくと、自分が話しかけられた時にも役に立つと思います。

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