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カフェで英語で注文する!会話パターンとフレーズ例文

海外で仕事・移住

ところで、今年9月に、ここ西オーストラリア州パースと東京を結ぶ、ANAの直行便が就航しました!それ以来、パースの街を歩いていても、日本人観光客の姿を見かける機会が、より増えたように感じます。

ぜひぜひ、これを機に、多くの日本の方が、パース旅行を楽しんでくれればと思います!

そんな中、先日私の夫が、カフェである日本人観光客の姿を見かけたそうです。年配のご夫婦だったそうですが、英語でコーヒーを注文するのに、とても苦労していたそう。最終的にはうまく注文できたようで、よかったですが。

ああ……、本当によくわかる!!

私にも身に覚えがあります!

パースに来たばかりの頃は、英語が全然できなくて、カフェで飲み物一つ注文するのも、それはそれは大変でした。店員さんに何を聞かれているかがわからず、何度も何度も聞き返して……。

カフェでの注文にも慣れた今、振り返ると、難しいことを言われていたわけではないんですね。でも、単純なことも、英語だとわからない。英語に慣れないうちは、みんなそれが当たり前なんですよね。

ただ、英語は難しくても、ある程度「カフェで注文する時、何を言えばいいか?何を聞かれるか?」がわかっておけば、いざという時の助けになるはず!

というわけで今回は、「英語でカフェで注文する時に、よく聞かれること!言うべきこと!」を紹介したいと思います。旅行者だけでなく、オーストラリアでカフェで働いてみたい人にも、役に立つかも???

 

挨拶

私の住むオーストラリアでは、カフェの店員さんはフレンドリーな人が多いです。まずこちらがオーダーをしようと思ってカウンターに行くと、多くの場合スタッフが、ニコニコしながら何かを尋ねてくるでしょう。

「え、いきなり何か話しかけられた(汗)???」と焦るかもしれませんが、多くの場合、

“Hi, how are you?”

“How ya going, mate?”

“How’s your day?”

 

などのように挨拶をしているのです。どれも、「今日の調子はどう?」「ハイ、元気?」のような英語流の軽い挨拶です。ちなみに2番目は、ややオージーイングリッシュっぽい感じで、mate は男の人向けに使われます。3番目の言い方も、ちょっと変化球ですかね。

このような挨拶は、マニュアルがあるわけではないので、言い方は人によって本当に様々です(言わない場合もあるし)。ちなみに、アメリカなど他の地域では、また違う言い方が主流かもしれません(”What’s up?” とか?)。

日本でお店に入った場合、「いらっしゃいませ~」と声をかけられても返事をする人はいないと思いますが、英語の場合、店員さんからこのように挨拶されたら、返すのが一般的なコミュニケーションであり、礼儀です。難しく考えず、

“I’m good.”

“Good.”

 

などのように笑顔で答えればOKです。

 

「注文はお決まりですか?」「何にいたしましょうか?」

こちら側が、すでに何をオーダーするか決まっている場合は、挨拶の後すかさず、「~をください」と注文してもOKです。

が、タイミングによっては、スタッフの方から「ご注文は何ですか?」と聞いてくることもあります。英語では、

“What would you like?”

“What can I get you?”

“What are you having (today)?”

 

などのように言われます。これも、色んな表現があり、地域によっても違いがあるかと思いますが。

ちなみに、“I would like ~” で、“I want ~”(私は~が欲しい)の丁寧な言い方になります。なので、“What would you like?” は、“What do you want?”(何が欲しい?)の丁寧な言い方です。この表現は、定番であり、あらゆる場面で使える便利な言い方なので、覚えておくとよいです。

 

上の質問を受けて、注文をする時には、たとえば

I’d like a latte.” (ラテを1つください。)

※ I’d は I would の略。もちろん “I would” と言ってもよい。

“Can I have two flat whites?” (フラットホワイトを2ついただけますか?)

のように言えばOKです。

(フラットホワイトは、オーストラリアの有名なコーヒーの飲み方。詳しくは後の「まとめ」参照)

「サイズは?」

飲み物の種類を注文すると、決まって聞かれるのが「サイズは?」です。

“Which size?”

“What size?”

 

のように聞かれます。これは、カップの大きさです。カフェによってさまざまですが、だいたいカウンターに、「small」「medium または regular」「large」「extra large」のように、カップの見本が置いてあったりします。それを見て、サイズを選びます。メニューにも、サイズごとの料金が書いてあります。

ちなみに、サイズの見本などがない場合、「一番小さいサイズをください。」のように言いたい場合は、

“I’d like the smallest one.”

 

と言うことができます。

お店によっては、ワンサイズのところもあるので、その場合は「サイズの指定」はありません。

 

「お砂糖は?」

コーヒーを注文した場合、お店によっては「お砂糖はいりますか?」と聞かれることもあります。英語では、

“Any sugar?”

“Would you like sugar?”

 

のように聞かれます。Yes/No で答えればOKです。

 

「店内でお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」

また、カフェで飲み物を注文した場合に必ずと言っていいほど聞かれるのが、「店内で飲食するか?持ち帰るか?」ということです。オーストラリア英語では、持ち帰ることは take away と言います。よくある英文としては、

“Dine in? Or take away?”

“Have here? Or take away?”

 

のように聞かれます。特に “Dine in” とか “Have here” という英語表現は、聞き慣れないかもしれませんが、カフェやレストランの注文ではよく出てくる表現なので、覚えておくとよいでしょう。ただし、これもアメリカやイギリスなど、地域が変わると英語表現も変わってくるかもしれません。たとえば、アメリカ英語では、持ち帰りのことは Take away ではなく Take out と言いますよね。

 

「お名前は?」

また、カフェで飲み物を注文すると、たまに名前を聞かれることがあります。その場合は、

“Can I have your name, please?”(お名前を教えていただけますか?)

 

のように聞かれます。後で飲み物が出来上がった時に、名前で呼ばれます。

ちなみに、私はChieko(ちえこ)と言いますが、かなーりゆっくりと、区切って言うのですが、正確に呼ばれた試しがありません(苦笑)。日本人にとっては簡単な名前だけど、英語圏の人にとっては聞き取るのが難しい発音みたいです。けど、カフェ用にわざわざニックネームを考えるのもめんどくさいなぁー(そんなに行かないし)、と思いながら、いざカフェで名前を聞かれるたびに、気まずい思いをしています(笑)。

 

「支払いはカード?現金?」

注文が確定すると、

“It’s 4 dollars.”(4ドルです)

It comes to 16 dollars all together.”(全部で16ドルになります)

It comes to ~ は、「合計で~になる」という意味で使われる。

 

のように金額を言われます。その後、以下のように「現金払い?それともカードで払う?」と聞かれることがあります。

“Pay by cash? Or card?”

 

聞かれる前に、こちらが現金を出すこともあるでしょう。また、例えば聞かれなかったけど「カードで払ってもいいですか?」とこちらから確認したい場合は、

“Can I pay by card?”

 

のように聞くことができます。

 

その他

その他、カフェで注文する場面で、知っておくとよい英語表現を挙げます。

「並んでますか?」

たくさんのお客さんがカウンターの前にいて、オーダーするために並んでいるのか、飲み物が出来上がるのを待っているのか、わからない時ってありますよね。「並んでいますか?」と周りの人に聞きたい場合は、

“Are you in the queue?” 【イギリス英語】

“Are you in line?” 【アメリカ英語】

 

と言います。この例文に出てくる the queue はイギリス英語で「列」の意味で、アメリカ英語では代わりに line が使われます。

 

「注文は伺っていますか」

たとえば自分がカウンターの前で待っている時、スタッフが一時いなくなって、別のスタッフが代わりに来たとします。そんな時、そのスタッフはあなたに「もうご注文は(すでに他のスタッフが)伺っていますか?」と聞くかもしれません。英語では、

“Are you being served?”

“Are you being looked after?”

 

のように聞かれます。

もしまだの場合は、“No, not yet.” と言って、注文を始めます。

 

「ちょっとお待ちください」

カフェのスタッフも、注文を取ったり飲み物をサーブしたり、と忙しいものです。そのため、オーダーしようとしたら、「少々お待ちください。」と言われることもあります。英語では、

“Could you wait a second?”

“Could you give me a second?”

 

のような表現になります。Could は、Can になることもあります。また、second moment になったりもしますが、どちらも「ちょっとの間」という意味です。

こう言われたら、“Okay.” “Sure.” と返すのがよいでしょう。

 

まとめ

この記事では、海外のカフェで、英語で注文する時の、会話のパターンとフレーズをまとめました。

おまけですが、オーストラリアのカフェでよく出されるコーヒーの種類については、以下の記事をご覧ください。

A Newcomer’s Guide to Coffee in Australia|sydneymovingguide.com (英語)

この記事にも書いてあるように、オーストラリアではドリップコーヒーは一般的ではありません。ほとんどがエスプレッソベースです。「アメリカン」とか「ブレンド」とかはありません。いわゆるブラックコーヒーを飲みたい場合は、エスプレッソをお湯で割った long black がよさそうです。また、オーストラリアでは、latte と似たようでちょっと違う、flat white が人気のようです。私自身は latte を選ぶことが多いです。

飲み物一つ注文するにしても、英語で会話するとなると、結構難しいですよね。私自身も、最初の頃は何を聞かれているのか全然わからなくて、一つ一つの質問のたびに聞き返していました。ただ、パースのカフェの店員さんは、フレンドリーな人が多くて、たいていの場合親切に対応してもらえました。とはいえ、時には、出てきたものが自分が注文したはずのものでなかったりして、自分の英語が悪かったせいかな、と考えたりして落ち込んだりもしました。

こちらでは、対応がマニュアル化された日本の飲食店と違って、店員さんとのやりとりも、本当に「会話」という感じなので、その感覚の違いも、慣れが必要でした。

カフェを出る時は、近くのスタッフに一言 “Thank you!” と声をかけていくのも忘れずに。店員さんは “Have a great day!” と笑顔で返してくれますよ!

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