前回の記事では、時間(時刻)の言い表し方についてまとめました。
時間を意識しない人はいない・・・すごく大切なことなのに、意外と「時間の言い方」って、キッチリわかっていなかったりしますよね。
私自身、自分でまとめていて、勉強になりました(笑)。
ところで、「何月何日の何時に、~で会おうね」なんて言いたい時、、、
「日にちと時間と場所、どんな順序で言ったらいいんだっけ・・・?」
なんて、ふと迷ってしまう時ありませんか?
英語を勉強していても、改めて意識することってあまりないような気がするんですが、特に文書などで書く時に、ふと語順が気になってしまうことがあります。
というわけで、今回はこの、「時間・日付・場所の語順」について、調査してみました!
場所と時間の順番について、基本の文法
まず、基本的な文法として、
主語 (S) + 動詞 (V) + 目的語 (O) + 場所 (P) + 時間 (T)
という基本ルールがあります。
I usually come to school at 8 o’clock.
私はたいてい8時に学校に来ます。
I put the book on this desk this morning.
私は、今朝その本をこの机の上に置きました。
一般的に、「動詞と場所」は、強く結びついていることが多いです。
先に挙げた例文の場合、明らかに「学校に来た」「この机に置いた」ということが、文の流れの中で重要であり、意味を理解する上でのポイントです。
I usually come at 8 o’clock to school.
はちょっと違和感があると、感覚的にわかるのではないでしょうか。
このように、一つのセンテンスの中に「場所(どこで)」と「時間(いつ)」が混在する場合は、基本的には
「場所 – 時間」
という順番を覚えておくとよいでしょう。
場所と時間の語順については、以下のウェブサイトの動画がわかりやすい説明をしています。
特に、スピーキングで使えるテクニックを学ぶことができます。
基本的な語順のルールはこの通りですが、自分がどこに重点を置きたいか、で、順序は柔軟に変えてよいということがわかります。
英語ネイティブによる説明なので、ちょっと聞き取りが難しい!という場合は、YouTubeに英語字幕を出して視聴することもできます。ところどころ一時停止して、意味を確かめながら見ていくのもよいですよ。字幕の出し方は、以下の過去記事をご覧ください。
日付(曜日)・時間・場所の順番
先に述べたのは、一般的な文に当てはまる文法の基礎です。
一方、「〇月〇日〇曜日、〇時に、〇〇〇でミーティングを行います」などと、メールや文書で案内したい時もあると思います。
この場合は、日付・時間・場所はどれも必須で、重要度も同じレベルです。
簡潔に、これらを文の中に入れたい場合、日付(と曜日)・時間・場所は、どのような順序にするのがよいでしょうか?
実は、「絶対!」という決まりはないようです。
以下、Googleで検索してみつけた、色んな「ミーティングの開催のご案内」からの引用です。
必ずしも、「場所 - 日時」の順番にはなっていません。
それぞれの言葉の出てくる位置を見比べてみてください。
※赤 – 場所、青 – 日付、紫 – 時間 です。
The seventh edition of The EMBO Meeting will be held in Mannheim/Germany on 10-13 September 2016.
※ meeting will be held = ミーティングが開催されます(予定です)。
The Annual General Meeting will be held at 4:00 pm on Friday, 12 February 2010.
The next meeting will be held on Wednesday, August 13, 2:00-3:00, in the Boardroom.
I inform you that a Special Meeting of Council will be held at 10.00 am on Friday 27 May 2016, at the Yalgoo Council Chambers, Yalgoo.
※ I inform you that … = …をお知らせします。
Minutes of the Meeting held on Wednesday, 25th January, 2017 at 10.30 am in Cabinet Room ‘B’ – The Diamond Jubilee Room, County Hall, Preston.
※Minutes = 議事録
Our first meeting will be held at the first floor of the Robert Purcell Community Center (RPCC) this thursday at 5 P.M.
The Lakes Region TEA Party’s January meeting will be held on Wednesday, Jan. 18, at the Moultonborough Library at 7 p.m.
On Monday at 5 p.m. there will be a meeting at the Marriott Conference Center to discuss the Florence Middle School Property.
ほんっとに、バラバラですねー(笑)。
まあ、大切な情報がきちんと入っていれば、大丈夫という感じでしょうか。
ちなみに、『日付と曜日』については、「曜日 – 日付」の順が普通です。
また、月と日の順番は、イギリス英語とアメリカ英語で異なります。
これについて詳しいことは、以下の過去記事をご覧ください。
わかりやすければ、これもOK
日付や時間、場所を文章で案内する時には、わかりやすく箇条書きにするという方法もあります。
たとえば以下の画像は、実際に私が子どもの学校からもらったお手紙の抜粋です。
必要な情報が、きちんとわかりやすく書いてあることが、何より大切なのですね。
まとめ
会議の予定や、待ち合わせの予定など、確実に簡潔に伝えたいものですね。
そういう時、欠かせないのが、「日付・時間・場所」の連絡です。
これらをどんな順序で書いたらよいか・・・迷うものですが、実はキッチリとした決まりはないのですね。
自分の感覚で「わかりやすい」と思う順番で、自信を持って書けばいいんだな、と思いました。
もし、1文でまとめてしまうとわかりづらいかな?と思ったら、先に挙げたように箇条書きにするのも手。また、以下のように、センテンスを分けて書くこともできます。
The regular meeting will be held on Monday 5 December in the conference room. It will start at approximately 6pm after the Annual meeting.
定例会議は、12月5日月曜日に会議室で行います。年次総会の後、午後6時頃から始まる予定です。
大切なことは、わかりやすいこと!
また、会社、学校、グループなどで、こうした連絡事項を書く場合、「日付・時間・場所」を書く順番やフォーマットが決まっている場合もあります。
その場合は、それに従うことが大切です。