「~だけど/なのに、~だ。」と英語で言いたい!表現方法と例文。

文法を学ぶ

会話や軽いメールなどの中で、「~だけどさ。」「~なのに、~だよ。」といった表現はよく使われると思います。

「本当は行きたかったんだけど、急用が入っちゃって行けなかったの。」

「あんなに言ったのに、彼は約束を忘れたんだよ。」

「今、甘いものは食べないことにしてるんだ。好きなんだけど。」

などように……。

 

このように、二つの相反する内容を言い表す時に、「~だけど」「~なのに」という言葉は使われます。

このような内容を、英語で表したい時、どんな言い方をしたらようでしょうか?

 

今回は、英語で「~だけど、~だ」「~なのに、~だ」を表現する方法を、例文を上げて説明します。

 

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but を使った表現方法

特に、英語初心者の人、英会話に慣れていない人が、最初に覚えておくとよいのが、but です。

but は、日本語では通常「しかし」と訳されます。

ですが、意味はつまり、「先に言ったことの反対を述べる」ということなので、「~だけど、~だ。」「~だが、~だ。」「~なのに、~だ。」というような表現にも使えます。

 

but接続詞です。2つの文を単純につなぐことができます。

文1( 主語 + 動詞 + 目的語 ), but 文2(主語 + 動詞 + 目的語 ).

 

文1の内容があり、それに対して文2が「逆の内容」であることを示しています。

 

例文)

It looks nice, but it’s easy to break.

(それは)見た目はステキだけど、壊れやすい。

 

I wanted to go to Nico’s birthday party, but I couldn’t.

ニコの誕生日パーティに行きたかったけど、行けなかったわ。

 

It was just 5°C in the morning, but they decided to go camping.

朝、気温は5℃しかなかった、彼らはキャンプに行くことに決めた。

 

I made sushi rolls for my son’s lunch because he asked me to make it, but he forgot to bring it to school.

彼が作ってくれと頼んできたから、お弁当にのり巻きを作ってあげたのに、彼は学校に持っていくのを忘れた。

 

Yesterday Tom looked really well, but today he has fever and looks awful.

昨日は、トムはホントに元気そうだったのに、今日は熱があり、ひどく具合が悪そうだ。

 

I’m sorry, but I think you were wrong.

申し訳ないけど、あなたが悪かったと思うよ。

 

but は、前後の文のつながりが「反対」の結果になっていることを示しているので、2つの文を単純に but でつなげてしまえば、「~だけど、~だ。」「~なのに、~だ。」という表現ができます。

 

even though を使った表現方法

他に、「~だけど、~だ。」「~なのに、~だ。」を表したい時、even though が使われることもあります。

even though は、以下の形で使用され、「文1であるにも関わらず、文2である」というような対比を表します。特に「文1なんだけど」という部分を強めるニュアンスがあります。

 

Even though  文1( 主語 + 動詞 + 目的語 )文2( 主語 + 動詞 + 目的語 ).

または、

文2 even though 文1.

 

例)

Even though she is very popular,  I don’t like her.

= I don’t like her even though she’s very popular.

彼女はとても人気があるけど、私は好きじゃない。

 

even though は、文頭に持って来るパターンと、文中に入れるパターンと、どちらもOKです。文頭に来る場合は、文1の後、カンマ(,)が必要です。

 

たとえば、先に挙げたbut を使った例文は、even though を使って以下のように言いかえることもできます。

It was just 5°C in the morning, but they decided to go camping.

= Even though it was just 5°C in the morning, they decided to go camping.

朝、気温は5℃しかなかったが、彼らはキャンプに行くことに決めた。

 

以下に、even though を使った例文を紹介します。

Even though she had fever, her boss didn’t allow her to go home.

彼女は熱があったのに、上司は彼女が帰宅することを許可しなかった。

 

Even though he worked really hard, he couldn’t pass the exam.

彼は本当によく頑張ったけど、試験に合格できなかった。

 

They are playing soccer even though it’s extremely hot outside.

外はものすごい暑さなのに、彼らはサッカーをやっている。

 

I really like Coke even though it isn’t good for health.

私は本当にコーラが好きなんだよね、健康には良くないんだけど。

 

Even though と although、どっち使う?

even though と同じ意味で although という接続詞もあります。

日本では、although を習う人も多いでしょう。even though を although に置き換えても同じです。

ただ、although は現在では、どちらかというとライティングに使われることが多く、カジュアルな会話などの話し言葉で使われる頻度は少ないようです。

日常会話で「~だけど」「~なのに」を特に表現したい場合は、even though を使うとよいでしょう。

もちろん even thoughライティングでも使えます。

 

even though ? even if ? 違いは?

even though と似たような接続詞で、even if があります。

even if は、「(たとえ)~だとしても、~だ」という意味になります。

 

たとえば私の電子辞書に入っているジーニアス英和辞典を見ると、even though のところで「たとえ…(する)にしても(even if)」と書かれています。

この日本語の訳だけを見ると、even though と even if違いがよくわからないと思います。どっちを使ってもいいの……?

いえ、違いがあります!

 

even though は、「(事実として)~だけど、~だ。」

even if は、「(もし仮に)~だとしても、~だ。」

という意味です。

実際に具体例をあげます。

 

Even though it isn’t good for health, I really like Coke.

健康に良くない(とわかっている)けれど、私はコーラがホントに好きなの。

(健康に良くないということは事実で、私はそれを知っているにも関わらず)

 

Even if it isn’t good for health, I really like Coke.

(たとえ)健康に良くないとしても、私はコーラがホントに好きなの。

(健康に良くないかどうかはわからないけれど)

 

even if の形式は、even though と同じです。

 

Even if 文1, 文2.

または、

文2  even if  文1.

 

in spite of, despite を使った表現

「~だけど、~だ」「~なのに、~だ」を簡潔に表現する方法として、in spite of または despite を使う方法があります。

文法としては、[ in spite of / despite] + 名詞。後に、文ではなく名詞が来ることに注意です。

 

In spite of 名詞, 文

= 文 in spite of 名詞

in spite ofdespite に置き換えてもよい。despite of ではないので注意。

 

意味は、

[ 名詞 ] だけど、~(文)だ。

です。

 

たとえば、

They are playing soccer even though it’s boiling outside.

(下線部は文)

= They are playing soccer in spite of the boiling weather.

(下線部は名詞)

= They are playing soccer despite the boiling weather.

(下線部は名詞)

猛暑なのに、彼らはサッカーをしている。

となります。

in spite of / despite は、文頭に持って来てもよいし、文中に持ってくることもできます。

 

例文)

In spite of the rain, we went fishing.

雨だったけど、釣りに行ってきたよ。

 

She went to school in spite of a fever.

彼女は熱があったのに学校に行った。

 

In spite of the convenient location, this house hasn’t been sold yet.

便利な立地にも関わらず、この家はまだ売れない。

※ in spite of を despite に置き換えてもOK。

 

though のみを使ったカジュアルな言い方

口語表現では、「~だけど」といったニュアンスを出すために、文末 though をつける言い方があります。

 

文1. 文2 though.

文1だ。文2だけどね。(=文2だけど、文1だ)

 

例文)

This house isn’t very nice. I like the garden though.

この家はそんなに素敵じゃないね。庭は好きだけど。

 

I’m moving to Melbourne. I wanna stay here though.

メルボルンに引っ越すんだ。ここにいたいけどね。

 

I bought the new car. It was expensive though.

新車を買ったんだよ。高かったけど。

 

though は、辞書を見ると、「although と同じで、『けれども』『にもかかわらず』を表す接続詞」と書いてあり、学校でもそのように習うかと思います。が、現在、この意味で会話表現の中で使われる場合は、(though 単体ではなく)even though の形で使われることが一般的だそう。

though 単体で使われる場合は、ここで紹介した形、つまり、カジュアルな会話表現の中で、文末につけて使うパターンをまず覚えておくとよいでしょう。

 

まとめ

今回は、「~だけど~だ」「~なのに~だ」を表す英語の表現のバリエーションを紹介しました。

初心者が英語の会話の中で使うために覚えるのであれば、

  1. but
  2. even though
  3. though(文末に来るパターン)

の3パターンを、まず順番に覚えて行き、使えるように練習しておくとよいのではないでしょうか?

その後、ライティングなどにも対応できるよう、英語表現の幅を広げていくために、In spite of や although などを覚えていくとよいのかな、と思います。

一方、英語の読み物や、テレビのナレーションなどには、どの表現もよく登場しますので、話す時にパッと正しい言い方が出てこなくても、意味を一通り把握しておくと役立ちます。

ここに挙げた以外にも、いろんな表現方法があると思いますので、私も勉強していきたいと思います。

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