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超初心者向け!英語の対面での会話をスムーズにする6つの表現。

英語での言い方

2021年になって初めての投稿です!

今年の年末年始は、コロナの影響もあって、いつもとは違う過ごし方をした読者の方も多いのではないか、と思います。また、このブログを読んでくださっている方の中には、受験生さんもいるかと思うのですが、特に今年はセンター試験から共通テストへの変更とともに、コロナ関連の対策も強いられ、とりわけストレスの多い受験期を経験していると思います。どうかがんばっていただきたいです!

私自身はといえば……。年末年始は、身近な友人知人と会うことが割と多かったです。実はこれは、パースでは珍しいことなのです!クリスマスから年始にかけては、こちらでは1年で一番大きなホリデー時期で、普段は多くの人が海外旅行に行ったり、海外出身の人は母国に帰ったりするんですね。ですが今年は、やはりコロナによる国境閉鎖の影響で、みんなローカルで過ごさざるを得なかったため、逆にホリデー期間中にお互いゆっくり会う機会に恵まれたように思います。

他にも、個人的にはプライベートに変化があり、ホリデー期間中はその準備を色々としていました。

今年も細々と投稿していくことになると思いますが、引き続きどうぞよろしくお願いします。

Margaret River の Drift Cafe

 

今はパースでの生活にも、英語で話すことにも、だいぶ慣れてきて、日常生活で絶望的に意思疎通ができずに困るということは、だいぶなくなりました。と同時に、「あー、英語がヘタだ」と思うことにも慣れ(笑)、「(落ち込んだり自分を卑下したり)感情的にならず、常に学ぶ」ことにも慣れてきたように思います。

今年でパースに来て丸8年になる私ですが、それでも、こちらに来たばかりの時のことを思い出すと、今でもドキドキします。人と会うたびに、英語で話しかけられるのがコワイ、英語を話すのがコワイ、という緊張感でいっぱいでした。

特に思ったのが、私自身も大学まで英語を一生懸命勉強してきて、英語の論文なども読み、単語もたくさん覚えてきたはず……なのに、本当に簡単でカジュアルな一言を言いたい時に、言い方がわからない!ということでした。たとえば、一緒にいる人に「こちらです」と行先を示したいのに、その一言が英語で出てこず、無意味におどおどしてしまったり。人に何かを手渡したい時、「どうぞ」とか「はい」とかナチュラルに言いたいのに、英語の言い方がわからずまごまごしながら手渡してしまう、とか。

こうしたすごく簡単な対面での会話表現は、逆に教科書やリーディングではあまり覚えられないかもしれませんよね。

私自身は、「英語ネイティブの人達は、そんな時何て言うんだろう?」と思い、いつも周囲の人を観察していました。買い物をしている時、カウンター越しにお客さんが店員さんにどう言って注文しているのか?公園で遊んでいる時、親が子どもにどういう表現をしているのか……?

こうした表現を少しずつ覚えていくことで、人と英語で対面で会話する恐怖感を少しずつ克服していけたように思います。もちろん身振り手振りを交えながらの会話にはなるのですが、そこに多少でも添える言葉があるだけでも、コミュニケーションの質は高まるように感じました。

というわけで、今回は、私自身がパースに来たばかりの頃に覚えた、簡単だけど対面のコミュニケーションを助ける日常的な英語表現6つ、紹介したいと思います。

 

「こちらです」「こっちだよ」

たとえば、みんなで歩いている時、道が分かれていて、

「どっちに行くの?」「こっちだよ!」

なんて言う場面がありますよね。あるいは、レストランのスタッフが、お客様をテーブルまでお連れする時、

「こちらへどうぞ。」

と導くことがあります。そんな時、英語で「こちら」へと方向を示すには、

this way

という言葉が使われます。way は、「道」や「方向」という意味があります。たとえば、「こっち行くよ!」って仲間に呼びかける時などは、カジュアルに “This way!” って言ったりします。

多くの場合、方向を指で指し示したり、誘導する動作をしながら、「こちらへ……」と言葉を添える時に使うと便利です。

また、ちょっと遠い方を指して、「あっちに行くよ」とか、「あちらへ行きます」のように言いたい時は、

that way

と言います。

 

例文)

(2人の人物が目的地に向かって歩いていて、分かれ道にたどり着いた時に)

“Which way?” 
This way. … Oh, no, not this way, that way!”

「どっち(に行くの)?」
「こっちだよ…、あれ、いや、こっちじゃない、そっちだ!」

 

”Please come this way.”

「こちらへお越しください。」

 

「こんなふうに」「このような」

身振り手振りで物事を伝える時、あるいは何かの使い方や行動を説明する時、会話の中で、「こんなふうに」と言えると、とても便利ですよね。たとえば、相手に書類を記入してもらいたい時に、例を示しながら、

こんなふうに書いてください。」

と言うことがあります。

また、そこにある物を指して

「私もこのような(これと同じような)物を持ってるよ。」

のように表現することもよくあります。会話の場合は、このように(!)、共通の物を見ながら話をすることも多いですよね。

なので、英語でも、すんなり「こんなふうにやってください」「このようなものがあります」と言えるだけで、複雑な英語を話すことに慣れていなくても、かなり会話の助けになります。

 

「こんなふうに」とか「このような~」と言いたい時、英語では、

like this

を使います。

また、

like that

といえば、「そんなふうに」とか「そのような~」という意味になります。

 

例文)

“Can you dance like this?” 
(真似して踊りながら、)… Like this?” 

「こんなふうに踊れる?」
「こう?」

 

(お店で、ある品物を探している時に、写真を見せながら店員さんに尋ねる)

“I’m looking for an item like this.”

「このような品物を探しています。」

 

“Don’t eat like that!

「そんな食べ方しないで!/そんなふうに食べないで!」

 

“I wanna eat a burger or something like that.”

「ハンバーガーとかそんなようなものが食べたい」

 

 

「これください」「これがいいです」

たとえばお店で買い物する時や、レストランで食べ物をオーダーする時などのように、たくさんあるものの中から何かを選ぶ時

「これをください。」

「これにします。」

のように言うことがあります。

これ = this

は基本ですが、特にこの品物をひとつください」という時に、英語の会話でよく使われるフレーズは、

“Can I have this one?” 「これをいただけますか?」

“I would like this one.”「これをいただきたいです。」

のようになります。この場合、欲しい品物を手に取ったり、指で指し示すなど、“this one” がどれを指しているのかを相手と共有していることが前提です。このように、いくつか選択肢がある中から特定の物について「これ」と表現したい場合、one をつけて “this one” という言い方が一般的です。(この場合、one は漠然と「物(時に人も)」を表す言葉です)。

“this one” に対して、“that one” =「それ」という言い方もできます。

 

例文)

“Which one would you like?” 
This one!

「どれがいい?」
「これ!」

 

“I would like this one, and this one.”

「これとこれがほしいです。」(二つのものを順番に示しながら)

 

「どうぞ。」何かを差し出す、手渡す時の言葉

対面で会話している時、何かを手渡す場面というのはよくあります。

たとえば、何かの手続きで「免許証を見せてください。」と言われた時、ごそごそとカバンを探して、出して……、その間、相手はこちらを待ってくれています。そしてカードを差し出す時、無言で相手の目の前に突き出すだけでは、ちょっとぶっきらぼうかなぁ、なんて気になりませんか?

日本語だったらそんな時、何て言うんでしょうね?「どうぞ。」とか、「はい。」とか、「お願いします。」とか???多くの人は、何かしら、自然に言葉を添えているのではないか、と思います。

英語では、何かを手渡す時によく使われるのが、

“Here you are.”

とか、

“There you go.”

です。

これを言わないと失礼!とかではないので、何かを手渡す時にいつもいつも無理に言う必要はまったくありません(笑)。が、時々、場の雰囲気や間(ま)によって、言葉を添えたい時に、知っているととても役立ちます。

 

例文)

(自分が地図を持っている時に、一緒にいる友達が、)

“Can I see your map?”
“Sure! There you go!

「あなたの地図、見せてもらってもいい?」
「もちろん!どうぞ!」

 

(子どもがすごく欲しかったおもちゃを買ってもらった時、店員さんがその子どもに品物を手渡しながら、)

Here you are. Have a nice day!”

「はい、どうぞ。よい一日を過ごしてね!」

 

 

「それそれ。」「それです!」

人との会話の中で、相手が言ったことや示したものが、まさに自分の意図したそのものだった時、思わず

「そう、それそれ!」

「それです。」

と同意を示したい時がありますよね。

この「それそれ!」って、英語ではどんな言い方をするかというと……。

“That’s it!”

という言い方があります。確かに、こうして書かれた英単語を見ると、日本語の「それそれ!」と似てるな、と思うかも?でも、個々の単語や文法を学ぶだけでは、なかなか知ることができない言い回しかもしれませんね。

 

例文)

“Is this the book you are looking for?”
“Yes! That’s it!

「これが、あなたが探している本ですか?」
「そうです!それです!」

 

“Can you turn down the TV?”
“Okay…, like this?”
That’s it. Thanks.”

「テレビの音を小さくしてくれる?」
「オーケー。……こんな感じ?」
「そうそう。ありがとう。」

 

「これでおしまい。」「これで完了。」

人と一緒に作業をしたり、話し合いをすることがあります。

そして、すべてのタスクが終わった時、

「これでおしまい!」

「完了!」

のように、終わりの掛け声をかけることがありますよね。そうすると、これで一連の作業が終わりであることを、みんな了解します。

英語では、このような「はい、おしまい!」という掛け声を言う時、

“All done!”

または一言、

“Done!”

とよく言います。

 

例文)

(部屋の片づけが全て終わった後で、)

“All done!”

「はい、終了!」

 

(掃除の場所のリストをチェックしながら)

“Bathroom… done. Kitchen… done. Bedroom… done. All done!

「お風呂場、やった。台所、やった。寝室、やった。全部おしまい!」

 

まとめ

私自身が英語にまだ慣れていない時、人と直接会って会話する場合は、身振り手振りを駆使したり、物を指し示すことで、だいぶ伝わることが多かったです。今でも、話す時にこうした「物事をうまく、正確に伝える工夫」は、とても大切だなーと感じます。

と同時に、そこにちょっとした言葉を添えるだけで、コミュニケーションはよりスムーズになる、ということも実感しています。

逆に、私自身が英語環境に来て、自分の使い慣れていた言葉が使えない状況になって感じたのが、私たちは日常のコミュニケーションの中で、「こっち」「そっち」「こんな感じの」「まさにそれ」といった言葉をいかに多く使っているか、ということでした。日常的な会話の中では、完璧な文章やこまごまと言葉を並べた詳細な説明よりも、文脈の中で相手が前に示したものを指して「こんなふうに」とか言った方が、はるかにスムーズに伝わったりしますよね。英語の会話に慣れたい!という方は、まず、こういう言葉の使い方を覚えていくとよいのではないか、と思います。

英語のドラマや子ども向け番組などを見ていても、今回挙げたフレーズはよく出てくると思います。どんな場面で、どんな雰囲気で使われるのか、注目してみてください。

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