「だから/なので」を英語で表現するには?会話から論文まで

英語での言い方

言葉のコミュニケーションの中では、「~だから、……だ。」「~なので、……です。」というような、「理由・根拠・原因」を述べたうえで「結果・結論」を説明する機会が、頻繁にあります。

 

『理由や根拠から、結果を述べる』

と書くと、何やらムズカシイ感じがすると思います……。

ですが、実は本当に軽い日常会話の中でも、私たちはこのような表現をよく使っていますよね。

たとえば、

「おなかすいたから、夕ご飯が食べたい。」

「雨が降っていたので、ちょっとバスが遅れました。」

などなど。

日本語ではみなさん、当たり前にしゃべっていると思いますが、いざ英語では、どう表現したらよいでしょうか?

また、根拠や理由を述べて、「だから、こうなった。」「そのことから、こうだと考える。」という論の展開は、エッセイや論文などを書く時には必要不可欠です。そんな時、英語の文章でよく使われる表現は?

今回の記事は、初心者でも覚えたい、会話で必須のものから、エッセイや論文のライティングで役立つものまで、さまざまな「~だから/なので、……だ。」という英語表現を、紹介していきます!

 

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so

まず覚えたいのが、so という接続詞を使った言い方です。「~だから/なので、…だ。」という文を作る時の、最もシンプルで基本的な形です。会話から、手紙やエッセイなどのライティングまで、幅広く使われます。

 

<reason>, so <result>

(理由)~なので、(結果)…だ。

  • <reason> = 原因・理由を表す文
  • <result> = 結果・結論を表す文

 

So の前後は、どちらも「文(主語+動詞……)」が来ます。

 

例文)

I have a fever this morning, so I won’t go to school today.

今朝、熱があるので、私は今日は学校に行きません。

It’s freezing cold outside, so you should put on a down jacket.

外はとっても寒いから、ダウンジャケットを着た方がいいよ。

 

 

because

もう一つ、「原因・理由を表す英語の言い方」として覚えておきたいのは、because を使った表現です。

先に説明した so とは、文の順番が逆になり、because の直後には「理由」が来るので、注意です。

 

<result> because <reason>

Because <reason>, <result>

(理由)~なので、(結果)…だ。

 

特に最初のパターンでは、日本語にそのまま訳すと、「(結果)だ、なぜならば(理由)だから。」みたいになり、ちょっと不自然に聞こえるかもしれません。あえて日本語に訳す場合は、文を逆にして、「~だから、……だ。」と書いた方が自然なケースもあるかもしれません。

ただ、英語では、<result> because <reason> のパターンは非常によく使われます。まず結論を先に言い、後でその理由・根拠を丁寧に説明する、という言い方が、英語では多いです。特に、自分の意見を言う際に、「そう考えた理由」を付け足すのが、英語のコミュニケーションらしいという感じがします。気軽な会話から、手紙やエッセイ、論文などのライティングまで、幅広く使われます。

例文)

I was nervous because I thought this would be the last chance for me.

私はとても緊張した。なぜなら、これが最後のチャンスだろうと思ったから。

He hates dogs because he was bitten by someone’s dog when he was a little kid.

彼は犬が嫌いなんだ。なぜなら、小さい頃に知らない人の犬にかまれたことがあるから。

 

また、because の使い方については、過去にも記事を書いています。そちらもぜひどうぞ。

英語ネイティブが話す時、becauseはどう使う?基本の使い方。
学校の英語の授業でも習うbecause。文法書の説明を読むと難しく感じるかもしれませんが、ネイティブの日常会話の中では非常に気軽に、そしてよく使われます。ネイティブ英語の中ではbecauseはどんなかんじで使われるのか?雰囲気と使いこなすコツを紹介します。

 

Since

「~だから/なので、……だ。」を表す接続詞としては、 since もあります。文の順番は、because と同じです。こちらも、会話でも文章でも使われます。

 

<result> since <reason>

Since <reason>, <result>

(理由)~なので、(結果)…だ。

 

例文)

Since we haven’t seen Kate for ages, we don’t know where she lives now.

私たちはケイトに長い間会っていないから、彼女が今どこに住んでいるかわからない。

I don’t eat ice cream, since I’m allergic to dairy.

私は乳製品にアレルギーがあるので、アイスクリームは食べません。

 

◆Because と since の違いは?

Because の方が、どちらかといえば、原因や理由(なぜなら~だから、の部分)を強調している感じで、since はそこまで強くない、わりとニュートラルなニュアンスです。

また、これは私の感覚ですが、because の場合、“Because …, “ と文頭で用いられることはあまり多くない、という感じです(使われないわけではない)。が、since の場合は、例に挙げた通り、“Since …, “(~なので、)と文頭に持ってくるパターンもよく見聞きします。

逆に、”Why ~?” と聞かれた際には、”Because ~.” で文を始めて答えることは非常によくあります。が、”Since ~.” で答えることはなさそうです。

例文)

Why did you eat my cupcake?”

Because I thought it was mine!”

「なんで私のカップケーキ食べたの?」「だって、私のだと思ったの!」

 

As

As も、since と同じように「~だから/なので、…だ。」という意味で使えます。

 

<result> as <reason>

As <reason>, <result>

(理由)~なので、(結果)…だ。

 

例文)

As it’s late at night, we should finish working today.

もう夜遅いので、今日は仕事を終わりにしよう。

I decided to go as the rain had stopped.

雨が止んだので、私は行くことにした。

 

ちなみに、as は様々な用法があり、このような「接続詞として使う」場合でも、「なので/だから」の他にもいくつかの使い方があります。文脈によって意味が違ってくるので、as は、慣れるまでは使いこなすのが難しい単語ですね。

 

because of

また、「~だから、」の理由の部分に、「文」ではなく、「名詞」が来る言い方もあります。Because of ●●, がそのパターンで最も定番の表現です。

 

Because of [reason], <result>

<result> because of [reason]

「(理由)~だから/~のために/~によって、(結果) … だ。」

※ [reason] = 理由を表す【名詞】

 

例文)

Because of the stormy weather, we had to cancel the tour.

天気が荒れていたので、我々はツアーをキャンセルせざるを得なかった。

The air is terribly smoky because of the bushfire.

ブッシュファイアのせいで空気がひどく煙い。

 

日本語に訳す際は、必ずしも「~だから」「~なので」が合うとは限らず、「~のため」「~のせいで」「~によって」のように訳す方が適切かもしれません。

ですが、意味としては、because of ~ の部分が、「……だ。」に当たる部分の理由や根拠を表していることには変わりません。「~だから」の部分を文で表したい時は because <理由を表す文> 名詞で表したい時は because of [理由を表す名詞] となります。

 

As a result of

Because of と同じく名詞を使った表現で、As a result of ●●, というのもあります。まさに、「●●の結果として、~だ。」という意味です。

例文)

We introduced some new changes as a result of customer feedback.

消費者からのフィードバックにより、我々はいくつかの新しい変更を取り入れた。

As a result of her continuous effort, she finally awarded “Best Student Award”.

絶え間ない努力を続けたおかげで、彼女はついに、Best Student アワードを受賞した。

 

物事を順序立てて説明したり、エッセイや論文を書く際に、適した場所で使うとメリハリがつくでしょう。

 

「だから、なので」を文頭に入れる場合

また、特にエッセイや論文などのライティングでは、これまでの文で、ものごとの経緯や根拠となる分析を述べた後、「それなので、~」「だから、~」「それにより~、」「そのため、~」「その結果、~」などの言葉で、結果や結論をまとめる文へとつなぎたい場合がありますね。

そんな時に便利な英語表現に、以下のものがあります。どれも、文頭で使えます。

英語 意味
As a result, … 結果として、その結果、
For this reason, … これにより、このために、これだから、

(this は直前に述べたことを指している。)

Because of that, … それにより、そのために、それだから、

(that は前に述べたことを指している。)

Therefore, … それなので、それゆえ、

※前に述べたことを根拠として、次のことを結論付ける。論文などのフォーマルな文によく使われる。

Thus, … それなので、それゆえ、

※前に述べたことを根拠として、次のことを結論付ける。論文などのフォーマルな文によく使われる。

 

実際にネット上にある記事から、使用例を引用します。

“The talent is so diverse. Because of that, the campaign resonates with so many different audiences. It is moving to see its content all over the Internet, but also to see the conversation it has evoked. To me that is the most important.”

https://www.billboard.com/articles/news/8512573/calvin-klein-i-speak-my-truth-interviews

 

The earth rotates once every 23 hours, 56 minutes and 4.09053 seconds, called the sidereal period, and its circumference is roughly 40,075 kilometers. Thus, the surface of the earth at the equator moves at a speed of 460 meters per second–or roughly 1,000 miles per hour.

https://www.scientificamerican.com/article/how-fast-is-the-earth-mov/

 

主に文章を書く時に、こうした表現は役に立ちますが、スピーチなど、ロジカルな説明をしたい時には、話し言葉でも使える表現です。一つ二つ覚えておくと、役に立つと思います。

その他、論文やエッセイの文章展開に使えるもの

その他、主に論文やエッセイなどのライティングで使える、「~なので、…だ」「~ということから、…だ。」というような理由や原因とその結果をつなぐ表現は、以下のものがあります。

英語 意味
Considering that ~, … ~ということを考慮すれば、…である。

~ということを考えると、…である。

Based on the fact that ~, … ~という事実に基づくと、… である。

~ということに基づけば、… である。

Given that ~, … ~ということから、… である。
Seeing that ~, … ~ということを考えると、… である。

“that ~, “ の部分は、すべて文(主語+動詞…)が来ます。that は、直後に来る文を指して「~ということ」というふうに言い換えています。

これらは、日本語に訳すとそれぞれ微妙に表現が変わりますが、日本語の意味を厳密に考えて使い分ける、というよりは、理由や根拠から結論を導くための言い方のバリエーションとしていくつか覚えておいて、ライティングの時には同じ言葉の繰り返しにならないように、変化をつけるために使い分けていく、という感じでとらえておくとよいです。

 

British Council Learn English のページより、実際の使用例を引用します。

Considering that a 19-metre asteroid that exploded above the city of Chelyabinsk in Russia in 2013 injured 1,200 people, these middle-sized asteroids would be a serious danger if they enter Earth’s orbit.

19メートルの小惑星が2013年にロシアのChelyabinsk市の上空で爆発した時、1200人が負傷したことを考えると、これらの中サイズの小惑星が地球の軌道に入ってきた場合は、深刻な危機となりえる。(筆者意訳)

https://learnenglish.britishcouncil.org/skills/reading/upper-intermediate-b2/asteroids

 

 

まとめ

英語を学び始めた初心者の場合、まず一つのセンテンス(文)を組み立てるだけでも、難しく感じると思います。まして、その中に自分の言いたいことを詰め込もうとすると、わけがわからなくなってしまいますよね……。

英語を話したり書いたりするための取っ掛かりとしては、まず一つのセンテンスはできる限りシンプルにするとよいです。

文はシンプルでOK!

そのシンプルな文を、今回紹介したような「接続詞」や「つなぎの言葉」でつなげていくと、論理の流れが生まれ、ナチュラルかつレベルの高い英語に近づきます。

so, because, since は、簡単な日常会話でもとてもよく使います。まずこの3つをマスターし、英語で話す時にはできるだけ取り入れてみるとよいです。英語に慣れてくると、こうした「理由から結果を導く」つなぎの言葉が非常に役立つことを実感するでしょう。特に、ビジネス場面でのプレゼンやスピーチ、またエッセイや論文などのライティングでは、バリエーションが必要不可欠になってきます。

今回紹介したもの以外にも、色んな表現があります。私自身も、少しずつ覚えていきたいと思います。

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