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英語で覚える、宇宙や太陽系に関する基本の単語。惑星の名前は?

子どもの英語

日常的に使う言葉ではないけれど、私たちが当たり前に知っている「言葉」というものは、実はたくさんあります。

日本語なら何も考えずに話せることを、いざ英語で話してみようとする時……。

こんな簡単なことが、英語でなんて言うのかわからない!

と戸惑うことが、多々ありますよね。そんな時、実は私達は、日々生きている中で本当にたくさんの語彙を身につけているんだなー、と改めて思います。

特に、世界のことや、算数・理科に関わる知識は、世界共通ですが、私達は日本語で学んできたため、いざ英語で表現するとなると、「そのものを知らないわけではないのに、(英語の)言葉で言い表せない」という状態に陥ります。それが個人的には、すごく歯がゆいというか、悔しいというか……。

その一つが、「太陽系の惑星の名前」です!

我が家の息子は、パースの幼稚園(pre-primary)で、「水星」「金星」「火星」……という太陽系の惑星の名前を英語で覚えてきました。そう、英語圏の子どもは、もう5歳6歳で、こうした英単語を知っているのです!しかしながら、私はそうした「惑星の英語名」は知りませんでした。そもそも、

「太陽系」って、英語で何て言うの?

すら、知りませんでした(息子に教えてもらいました 笑)。

英語を学んでいる大人の方々で、「せめて英語圏の小学1年生くらいの英語が話せるようになりたい」と思う人は多いかと思いますが、実はこうした「子ども」レベルでも、思いのほか語彙が必要なんですね。私たちが中学高校(+大学)で必死に詰め込んだ英単語では、まだまだ足りないのです!!

で、このブログでは、そのような、私自身がパース生活で学んできた、「日常に関わるありとあらゆる英単語」を、地味に紹介しています(笑)。

今回は、「太陽系」と、惑星の英語での言い方、さらに「宇宙や天体に関する、基本的な英語表現」をまとめます!

 

英語で恒星・惑星・衛星は?

まず、太陽系の中で、私達の住む地球は「惑星」、月は「衛星」、そして太陽は「恒星」にあたります。これら「恒星」「惑星」「衛星」って、英語でどう言うでしょうか?

日本語 英語
恒星 star
惑星 planet
衛星 moon

star はもちろん、一般的に「星」という意味でも使われます。たとえば、“We can see hundreds of stars twinkling in the night sky.”(「夜空にたくさんの星がきらめいているのが見える」)のように言えば、漠然と空の「星」を表します。ですが一方で、「惑星」や「衛星」に対する「恒星」という意味でも、star という英単語を使います。

また、moon「衛星」の意味ですが、地球の「月」を表す場合は、“the moon”となります。

例文)

The sun is a star.

太陽は、恒星です。

Twenty-four humans have travelled from the earth to the moon

24人の人間が、地球から月を訪れた。

 

「太陽系」と惑星の英語名

私達が住むこの地球は、「太陽系」にあります……。ところで、「太陽系」は、英語で何というでしょうか?

英語では、solar system と言います!

そして、太陽系にある各惑星の英語名は、以下のようになります。

 

英語 日本語
Mercury 水星
Venus 金星
Earth 地球
Mars 火星
Jupiter 木星
Saturn 土星
Uranus 天王星 ※発音注意
Neptune 海王星
Pluto 冥王星 ※惑星ではない

発音が難しいのは、Uranus(天王星)だと思います。「ユイーナス」という感じです。以下のオーディオで確認してみてください。

 

ちなみに、Pluto(冥王星)は、私くらいの年齢(40代)だと「惑星」として覚えている方も多いと思いますが、研究が進んだ結果、2006年に、Plutoは「惑星の定義には合わない」として、惑星からは外されました。

例文)

Mercury is the smallest planet in our solar system and nearest to the Sun.

水星は太陽系で一番小さい惑星で、太陽に一番近い。

Jupiter is the biggest planet in our solar system. Jupiter has more than 79 moons.

木星は太陽系で一番大きな惑星だ。木星には79以上の衛星がある。

Earth is the third planet from the Sun.

地球は太陽から3番目にある惑星だ。

 

 

各惑星の発音や、英語で特徴の表現のしかたを楽しく覚えたい!という方には、以下のYouTubeがおすすめです。子どもが「太陽系の惑星」とその特徴を覚えられるように作られた、英語の歌です。スローテンポで、歌詞が追いやすく、英語初心者でもわかりやすいと思います。

The Solar System Song (with lyrics)|KidsTV123

 

「宇宙」と「太陽系」に関するその他の英単語集

その他にも、宇宙や太陽系について説明したり、文を読んだりする時に、よく出てくる言葉があります。

英語での言い方を、下の表にまとめます。

英語 日本語
orbit [名詞] 軌道

[動詞] 軌道を描く。軌道に沿って(恒星・惑星・衛星の周りを)回る

asteroid 小惑星。

惑星よりも小さい、太陽の周りをまわる岩石状の物体。

meteoroid 宇宙を漂う岩石の破片。

米粒ほどのものから、小さめのasteroidまで。

meteor 流星。

meteoroidsが惑星の大気圏に入り、摩擦で燃えている状態。それが地上からは”流れ星”として見える。

「流れ星」を意味する一般的な言葉としては、”shooting star” が使われる。

meteorite 隕石。

meteor が大気圏で燃え尽きずに、地上に落下してきたもののこと。

comet 彗星。

宇宙の凍った気体・岩石・ホコリなどの塊が、太陽の周りをまわっているもの。太陽に近づくと、温められてほこりやガスを吐き出し、明るく輝く。

Asteroid Belt 小惑星帯。

火星と木星の間にある、小惑星の軌道が集まっている領域。

Kuiper Belt カイパーベルト。

海王星の軌道より外側にあり、氷った宇宙の岩やちりが密集した領域。Asteroid Beltのように、太陽の周りに円状に広がっている。

galaxy 銀河。

恒星(および、それに関連する惑星、衛星……などの天体)が何千億個も集まってできているもの。

Milky Way 天の川。

太陽系を含むgalaxyのこと。別名「銀河系」「天の川銀河」という。

※「銀河」と「銀河系」は日本語だと混同される場合も多いが、英語では完全に別もの。

space 宇宙。

関連用語としては、spaceship(宇宙船)、spacecraft(宇宙で使用される乗り物やマシンを総合して使われる言葉)、space shuttle(スペースシャトル)、space suit(宇宙服)など。

universe 宇宙。

※「地球の外」という意味での「宇宙」では、一般的にspaceが使われる。universeは、「地上のものも、宇宙も、この世界を形作るすべての存在をひっくるめた世界」というような意味で使われる。

astronaut 宇宙飛行士
atmosphere 大気
gravity 重力
satellite 恒星や惑星の「周りをまわるもの」を指す。より一般的には、「人工衛星」のことを言う。

 

例文)

Asteroids and comets — and the meteors that sometimes come from them — are leftovers from the formation of our solar system 4.6 billion years ago.”(from NASA’s “SOLAR SYSTEM EXPLORATION”

小惑星と彗星 — と、それらから時々生じる流星たち — は、46億年前に私達の太陽系が形作られた時に生じて、残っているものだ。

There are billions of stars in the galaxy.

銀河には、数えきれないほどたくさんの星(恒星)がある。

Saturn takes 29 Earth years to orbit the Sun.

土星は、太陽を一周するのに、(地球の1年でいう)29年かかる。

I wanna become an astronaut and go to space!

私は宇宙飛行士になって宇宙に行きたい!

 

 

まとめ

もちろん、この記事で挙げた内容は、ほんのごく一部!宇宙に興味がある人には、物足りないでしょう。

我が家にある、宇宙についての図鑑(記事冒頭の画像のもの)は、写真や図が大変豊富で美しく、宇宙の幅広いテーマが網羅されており、「宇宙について知識を深めつつ、英語を学びたい!」という人にはおすすめです。対象は(英語圏の子で)小学校3年生くらいから、かな。シンプルな英語でわかりやすく書かれていて、大人が読んでも楽しいです。調べてみたら、日本の Amazon でも買えるようなので、リンク貼っておきます。


Space!: The Universe as You’ve Never Seen It Before (Knowledge Encyclopedias)

 

私の場合は、息子が宇宙に興味を持つようになったので、息子と一緒にこの本を読んだり、英語でNASAのドキュメンタリーDVDを見たりする中で、宇宙に関する英単語を覚えていきました。子どもを連れてパースの科学博物館に行くこともありますが、やはり単語を知っていると、私自身の理解も深まり、より楽しめるようになりました。

今年は、NASAと、ヨーロッパ・ロシアの共同チーム、中国、が、それぞれ火星探索のためのローバーを打ち上げるとのこと。一方、JAXAの打ち上げたはやぶさ2号は、小惑星リュウグウからのサンプルを年内に持ち帰る予定だそうです。また、NASAは、再び月へ宇宙飛行士を送り込む計画を立てています。今後も、宇宙関連のニュースがヘッドラインをにぎわすはず!

この記事で紹介した英単語を覚えておくと、英語ニュースに触れるのも楽しくなりますね。

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