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返答のしかたはYes/Noだけじゃない。英語で返事のバリエーション

英語での言い方

『英語で会話する』中では、必ずと言っていいほど、相手の質問に答える、という機会があります。

それがどんなレベルの会話であっても、質問と返答というのは、必ずなんらかの形で誰もが経験するでしょう。

そんな時、基本的には “Yes”, “No” をしっかりと答えることが大切です。

が、時には、単に ”Yes”, “No” を言うだけでは物足りなかったり、ちょっとぶしつけに聞こえてしまうこともあります。

たとえば、

“Do you know Neil Armstrong?”

ニール・アームストロングを知ってる?

と聞かれた時は、

“Yes.” とか “No.” とか答えても、問題ないでしょう。

が、

“Do you like swimming?”

泳ぐのは好き?

と聞かれた時、”Yes.” とか “No.” とか答えるだけでは、ちょっとそっけないし、会話が続かない気がしますよね。

「んー、まあまあ。」とか、「それほどでも・・・」って言いたい時もあると思います。

 

特に、

「~は好き?」「~は得意?」

好みを聞かれることは、日常会話の中ではよくあると思います。そんな時、Yesなら答えやすいけど、Noの時は、どんなふうに答えたらキツクないニュアンスを出せるでしょうか?

また、

「~しない?」「~はどうですか?」

と、誘われたり何かを薦められることも非常によくありますが、そんな時、Yesなら答えやすいけど、やはりNoの時に、やんわりと断るにはどうしたらよいでしょうか?

 

今回は、これらのシチュエーションで英語ネイティブがよく使う、返事のバリエーションを紹介します。

英語初心者の人でも、これを知っておくと、いざと言う時気が楽ですよ!

 

「~は好き?」と聞かれた時の返答のしかた

日常英会話の場面では、「~は好き?」と聞かれることって、珍しくないですよね。

たとえば、

“Do you like horror films ?”

ホラー映画は好き?

と聞かれた場合、「好き!」という場合から「嫌い(好きじゃない)」まで、いろんな返答があるでしょう。

答え方には、以下があります。

“Yes, I do.”

好き。

“I’m OK.”  

まあまあ好き。※

“Not really.”

あんまり好きじゃない。

“No, I don’t.” 

好きじゃない。

※(日本ではso-soとよく聞きますが、会話の中で『(程度が)まあまあ』という時は、この答え方が一般的のようです)

たとえば、

A:”Do you like sport?”

B:”Not really, to be honest.”

「スポーツは好き?」「正直言うと、あんまり(好きじゃない)。」

※to be honest =「正直言うと」

 

という感じになります。

 

また、「好きじゃない」「興味がない」ということを少し遠まわしに言う時は、

 

It’s not really my kind of thing.”

それはあんまり好きじゃない。

※It’s not my kind of thing = (それは)好きじゃない。興味がない。

 

I’m not really a big fan of historic buildings.

歴史的建物にはあまり興味がない。

※I’m not a big fan of ~ = ~には興味がない

 

という表現もあります。

 

「~するのは得意?」と聞かれた時の返答のしかた

また、「~は得意?」「~は上手?」と聞かれることもあります。

 

“Are you any good at playing golf?”

「ゴルフは得意?」

※any はなくてもいいが、カジュアルな会話でつくことがある。

 

と聞かれたら、

“Yeah, I’m quite good.”

得意です。

“I’m OK.”

まあまあイケます。悪くはないです。

“No, not really.”

うまくないです。得意じゃないです。

“No, I’m useless.”

下手くそです。ぜんぜんダメです。

こんなふうに、自分の状況に応じて答えるとよいです。

例文としては、

Q:”Are you any good at singing?”

歌は得意?

 

→ A1:”Yeah, quite good. Actually, I’ve been in a band for ages and we’ve won a few competitions.”

うん、得意だよ。実際、長年バンドをやっているし、コンテストで賞を取ったこともあるよ。

→ A2:”I’m OK. I like to do karaoke with my friends.”

悪くないよ。友達とカラオケに行くのが好きなんだ。

→ A3:”No, not really. I haven’t got a very good voice.”

あんまり得意じゃない。そんなにいい声じゃないし。

→ A4:”No, I’m useless. I can’t sing at all.”

まるでダメ。全然歌えないよ。

 

「~できますか?(Can you ~?)」の断り方

たとえば、「~できますか?」「~してくれますか?」と聞かれる時もあると思います。

“Can you help me with my homework?”

宿題を手伝ってくれる?

Yesと言いたい場合は、

“Yes, I can.”

“Sure.”

などと答えればよいですね。

 

では、できない時は?

“No, I can’t.” と言うだけでは、ちょっとぶっきらぼう過ぎる・・・。

 

たとえばこんな言い方があります。

“I’m sorry I can’t. I’m going out soon after a while.”

ごめん、できないよ。もうちょっとしたら出かけるんだ。

 

“No, I’m sorry. I’m working late this evening.”

できないよ、ゴメンね。今夜は遅くまで仕事なんだ。

 

 

「~しない?」お誘いを断る時の返答のしかた

友達や、一緒にいる誰かから、「~しない?」「~するのはどう?」誘われたり提案を受けることもあります。

「土曜日、買い物に行かない?」

Why don’t we go shopping on Saturday?”

(Why don’t we ~? = ~しませんか?)

How about going shopping on Saturday?”

(How about ~ing ? = ~しませんか?~はどうですか?)

※What about ~ing ? も同じように使える

そんな時、「賛成」であれば、

“Sure.”

“That’s a good idea.”

“Sounds great.”

などと言うのが一般的です。

逆に、断らなければならない時は、

I’d love to, but I’m going away for the weekend.”

そうしたいけど、週末はでかける予定なの。

※ I’d love to = I would love to (do it)

 

It’s nice of you to ask me, but I’m going away for the weekend.”

誘ってくれてうれしいけど、週末はでかける予定なの。

こんな形で、感謝の気持ちを表しつつ、理由をつけて断る言い方があります。

 

また、

「仕事の後、でかけない?」

“Why don’t we go out after work?”

“How about going out after work?”

と誘われた時に、「行きたくない」と断りたい時は、

“I’m not really in the mood to go out.”

あんまり出かけるって気分じゃないの。

※be in the mood (for 名詞 / to 動詞) で、「~の気分だ/~がしたい気分だ」という意味。

 

“I don’t really feel like going out this evening.”

今夜はあんまり出かけたくないな。

※feel like ~ing = ~したい

などの言い方があります。

まとめ

何かを質問されたり、意見を聞かれた時に、返答する方法として最も簡単なものは、Yes/No で答えることです。

ただ、相手が何かを頼んで来たり、誘って来たり、提案してきた時は、”No.”と一言だけ言うのも冷たい感じがするかもしれません。

そんな時に、今回紹介したような返答の表現を覚えておくと、便利かと思います。

 

私自身は、基本的にはっきりとYes/No を伝えることは大切だと感じます。

特に、日本人の感覚としては、”No.”とキッパリ言うのは気まずい、と感じてしまう部分がありますが、逆に明確に伝えた方が、相手にとってもわかりやすいのでは。。。と思います。

ただ、特に“No.”と返事する時には、一言二言でも、その理由やフォローアップを付け加えるとよいように思います。本当に簡単な理由でも構わないので。

 

こうした『質問と返答」のやりとりで大切なことは、その後に続く会話でいかにコミュニケーションを深めていくことか、ではないでしょうか?

会話の中で「質問」が重要であることは、日本語も英語も同じ。

自分の気持ちをうまく相手に伝えられる「答え方」を考えていきたいですね。

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