「会話やコミュニケーションに通用する英語を学びたい」と思っている人々にとって、今は本当に良い時代になりましたね!
というのも、ネットを検索すれば、海外発の英語のニュースや英語のブログも読めるし、英語の動画も無料で見られます。
特に、英語の発音や話し方を学びたい、と思う人にとって、動画がいつでも簡単に視聴できるのは、限りなく素晴らしいことですよね。
私自身は、YouTubeなどの無料動画を英語学習に活用するのは、大賛成派!
ぜひとも多くの人に活用してほしいです。
このブログでも、過去にいくつかのおすすめ動画を紹介してきました。
「ネイティブ英語に触れたい!」「英語に耳を慣れさせたい!」という気持ちはあるものの、いきなり『洋画』や『海外ドラマ』はちょっとハードル高すぎませんか?
人にももちろんよると思いますが・・・私自身はまさにそうでした。
その経験から、「ネイティブ英語に慣れていない人なら、こういうジャンルから取り組んだ方がいいのでは?」というものを、過去にも紹介しました。
今回も、そんな目線から『ナチュラルなネイティブ英語の会話に触れたい』と思う人に、ネット上で無料で見れる動画を紹介したいと思います。
今回選んだのは・・・英語の子ども向けアニメ!
なぜ幼児が見るようなアニメがおすすめなの?
今回私が紹介するのは、かなり低年齢向けのもの。幼稚園くらいの、就学前の子が見るようなアニメです。
大人の人は、「えー、子ども向けアニメなんて、幼児英語ばっかりじゃないの?大人が使う英語の勉強になんて、ならないんじゃないの!?」って思うかもしれません。
確かにビジネス英語を学ぶには適さない面もあるかもしれません。
でも、幼児が対象、と侮るなかれ!
このくらいの年齢向けの番組でも、実は驚くほどたくさんの語彙が使われています。
このレベルの英語の番組が苦も無く聞き取れ、楽しめるようだったら、かなり英語が使えている方なんじゃないかな~と、個人的には思います。
英語学習の初心者に、「子ども番組が良い・向いている」と私が思う理由は、
- ゆっくりした話し方・短いセンテンスの会話が聞ける
- 言葉づかいがキレイ・汚くない(下品なスラングなどがない)
- 文法的に正しい言葉が使われる
- 日常生活で頻出する単語を知ることができる
などです。
大人向けの洋画やドラマでは、スラングや略語もたくさん出てきますし、単語が省略されるなど、文法的に不明瞭なセンテンスも使われます。英語を勉強中の(どちらかといえば始めたばかりの)人にとっては、なかなか理解するのが難しいものではないでしょうか。
その点、子ども向けのアニメでは、幼児くらいの子でも楽しめるように作られているので、発音もハッキリとして聞き取りやすいですし、一つ一つの会話が短く、理解しやすいです。
また、fu*k!とか出てこないし(笑)、きちんとした英語が自然と学べるのもよいところ。(子どもに見せる番組なので・・・)。
『礼儀正しい英語』の範囲でさまざまな会話のトーンに触れるには、子ども向けアニメは実はとっても役に立ちます!
以下に、ネットで無料で見れる、私がおススメする幼児・子ども向けの英語アニメをいくつか紹介します。
Peppa Pig
YouTubeチャンネルへのリンク:
Peppa Pig Official Channel – YouTube
英語圏の子ども達に大人気のほのぼのアニメ、Peppa Pig.
たぶん、対象年齢3歳くらいだと思いますが(笑)、英語初心者には最適です。
主人公は、Peppaというブタの女の子。弟のGeorge、お父さんのDaddy Pig、お母さんのMummy Pigの4人家族です。
私は勝手に、「ちびまる子ちゃんの子ブタバージョン」と思っています(笑)。
いや、Peppa はもっと素直でカワイイかな~?
登場人物の話し方がゆっくりで、とってもわかりやすいのが〇。日常的な場面で使われる簡単な英会話を知ることができるし、カジュアルな(けれど過度にくずしすぎない)会話のトーンに触れられます。
かわいらしいビジュアルとストーリーは、幅広い世代に愛されています。
Ben and Holly’s Little Kingdom
YouTubeチャンネルへのリンク:
Ben and Holly’s Little Kingdom Official Channel – YouTube
このアニメは、elf(小びと)のBen、fairy(妖精)のprincess Holly、使用人?のNanny Plum、といった「エルフと妖精」たちが織りなす物語です。
神秘的な空想の世界の物語、、、かと思いきや・・・。
「空想だからってそれもアリなのか!?」
と突っ込みたくなるような、さりげないズッコケポイントが織り込まれているのが面白い(笑)。
エピソードにもよりますが、登場人物が老若男女幅広いので、さまざまなタイプの話し方に触れられます。
会話もゆっくりめで聞き取りやすく、ストーリーを楽しみながら、英語の会話に触れることができます。
Miffy
YouTubeチャンネルへのリンク:
日本でもおなじみのミッフィー!
英語版でも、やはり日本版と同じように、優しげなナレーションが聞いていてなんとも落ち着きます。
子ども向けと言っても、難しくはないけれどきちんとした語彙や文法が使われています。この話し方のテンションを真似すれば、誰にでも好かれる「英語の話し方」を身につけられそうな気がしますね。
Sesame Street
YouTubeチャンネルへのリンク:
アニメではないのですが、世界中で大人気の子ども向けプログラム、セサミストリート。
エルモやクッキーモンスターなど、世代を超えて愛されるキャラクターで知られていますが、よくよく見ると、内容がとても濃い番組です!
さすがアメリカらしい、幅広い文化や価値観を取り入れたプログラム構成になっており、製作者の熱意を感じます。
ただ、英語と言う観点から言えば、初心者にはちょっとレベルが高いかも?
全体的にちょっと早口なのと、エルモなどキャラクターによっては声のテンションが高くて、慣れないと聞き取りづらいです。ただ、有名な海外アーティストや俳優さんなどもゲスト登場したりして、ネイティブが日常的に使う英語にはかなり近いものに触れられると思います。
オーストラリアの子ども向け番組が見られるサイト
当ブログでは、著作権の関係もあるので、基本的にYouTubeにリンクを張る時は、オフィシャルチャンネルを選んでいます。
実は、YouTubeのオフィシャルチャンネルでは、なかなかフルエピソードのものが見つけられなかったため(まあテレビで放送している番組だから、しかたないですよね)、ごく限られた作品しかリンクを貼れませんでした。
YouTubeではないですが、オーストラリア放送協会(ABC)の『ABC Kids』公式ウェブサイトでは、子ども向けチャンネルで放送しているさまざまな作品がオンラインで見られるようになっています。よかったら見てみてください。
※Adobe FlashPlayerが必要のようです。詳しくはホームページの方をご覧ください。
http://www.abc.net.au/abcforkids/video/
この中で、私がおすすめのものをいくつか紹介します。
◆Thomas and Friends
日本でもちびっこに大人気の「機関車トーマス」。
ナレーション部分は、初心者が英語を学ぶのに最適です!ゆっくりと落ち着いた話し方で、聞き取りやすいです。文法もしっかりと適切に使われており、模範的なスピーキングに触れることができます。
子ども向けの物語なので、抑揚は少し大げさな面もありますが、逆にイメージがつかみやすいと思います。物語を楽しみながら、英語に触れられる!
◆Peter Rabbit
日本でもよく知られている「ピーターラビット」の英語版アニメ。
私はオーストラリアに来てから、テレビで初めてじっくり見ましたが、意外とスリリングなストーリーだったんですね~。原作や日本語版を知っている人には、楽しくみられるかと思います。
結構早口なので、会話のリスニングを鍛えるのにもよいと思います。
◆Fireman Sam
Firemanとは消防士のこと。Pontypandyという小さな村の消防士、Samと仲間たちの活躍を描くアニメ番組です。
すごいなーと思うのは、毎回毎回、この小さな町で必ず火事が起きたり、人が命の危険にさらされたりするところ・・・(汗)。Samが活躍するためにはやむを得ないとわかっていつつ、すごい頻度でトラブルが起きるなー、と思わず笑えます。
お決まりのストーリー展開だと思いつつも、つい見ちゃう!見ながら英語にも親しむことができます。
◆Octnauts
ホッキョクグマの Captain Barnacles、ネコの海賊 Kwazii、ペンギンの医師Pesoなどなど・・・オクトノーツのクルーたちが、海の生物の危機を救う大人気アニメ。
英語に関しては、ややレベルが高いです。海の生き物の名前など、科学系の英語も楽しみながら勉強できるので、ちょっと英語が慣れてきた人にはおすすめ。
それぞれのキャラが個性的で、わかってくるとハマります。絵もカワイイ。
先に紹介した「YouTubeで見られるアニメ」も、こちらでも見られます。
このABC Kidsの公式サイトの方では、実際の番組そのままの形でフルエピソードが見られます。
まとめ
私はオーストラリアへ来た当初、子どもと一緒にABC kidsをよく見ていたのですが、「何言ってるか全然わかんない(汗)」という状態でした。おそらく幼児くらいの子が見るんだろうけど・・・そんな英語すら私はわからないのか~、と思いました。
そこで、子どもと一緒になって、一生懸命番組を見ていました。
リスニングの練習にもなりましたが、見ている中で私自身が思ったのは、「意外と、基本的な会話がたくさん出てくるんだなー」ということ。
文法書で勉強したことが、実際にこうしたアニメ番組の会話の中に登場しているんですね。
「ああ、この文法はこんなふうに言うんだなー。」と、発音やイントネーション、声のトーンや語尾の上げ方、下げ方など、「自分が言う時」も参考にしました。
今回紹介した番組は、オーストラリアで子ども達がよく見ているものです。
面白そうなものがあったら、検索して色々と動画を探してみてください!
※もし日本からアクセスができない動画がありましたら、コンタクトフォームより教えていただけるとありがたいです。