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英語の契約書や書類に日付・名前・サインを記入する時の書き方。

海外で仕事・移住

海外移住や長期滞在であろうと、短期滞在であろうと、海外で何かをしようと思ったら、「書類や契約書にサインする」ということがとても多いです。

海外で家を借りたり、銀行口座を解説したり・・・
携帯の契約、学校の申し込み、仕事関係の書類、運転免許の書きかえ、病院・・・

 

サインが必要なのは、大きなことばかりではありません!

たとえばこちらの学校では、校外授業、遠足、運動会、水泳の授業、授業時間外の活動・・・あらゆる場合に、「子どもの参加を許可する」という親のサインが求められます。

このサインを提出し忘れると、せっかくの活動も、子どもは参加させてもらえません。

 

書類にサインをするという機会は、本当に身近にあります。

また、日本にいながら、海外の取引先とビジネスをする時にも、英語の書類にサインをすることがあるかもしれませんよね。

 

当たり前のことのようですが、書類の書き方も、日本とは違う点が色々とあります。

いざ、「はい、サインして」と言われた時に、何をどこにどう書けばいいの???

と戸惑う人もいるのではないでしょうか。

 

特に、最低限でも必ず記入するものが、

 

Date:(日付)

Name:(名前)

Signature:(サイン・署名)

 

です。

そこで今回は、これらの項目の記入方法を紹介します。

一度覚えてしまえば、心強い!

 

 

Date - 日付

Date の項目には、書類を記入した(署名した)日付を入れます。

書類にサインする場合は、たいてい

Date:     /      /           

というような欄がありますので、日付を数字で記入します。

あるいは、文の一部として、

こんな感じで含まれる場合もあります。

 

まず、「年月日」の書き方ですが、日本の場合とは順番が変わります。

さらに、アメリカ英語イギリス英語では順番が異なりますので、注意が必要です。

アメリカ式 - 月/日/年

イギリス式 - 日/月/年

 

オーストラリアの場合はイギリス英語ですので、日付の欄を記入するとこんな感じになります。

例)2017年5月21日なら、

Date:   21   /  05  /  2017

日付の書き方・読み方については、以下の記事に詳しく書きました。アメリカ英語の場合・イギリス英語の場合、それぞれの説明もあります。よろしければそちらもお読みください。

英語の日付(年、月、日)の書き方と読み方。順番は?
英語を使う上で欠かせないのが、日にちの言い方。簡単そうで、実は言い方・読み方・表記には、細かい色んなルールがあります。また、アメリカ英語とイギリス英語でもルールは異なります。しっかり覚えておくと、いざと言う時に慌てずに済みます。

 

Name - 名前

Nameには、自分の名前を記入します。

日本人の場合は、ローマ字(アルファベット)名前を記入することになると思います。

特に指定がない限り、「名  姓」の順に書きます。

たとえば、「うえまつ ゆみ」さん(仮名)という人なら、

Name:  Yumi  Uematsu 

と書きます。

ちなみに、first name = 名前、surname または last name = 姓 です。

もしもそれぞれに欄が指定されてあれば、そこに名前と名字を書きます。

 

Nameの欄に、但し書きとして、print と指定されていることがあります。

(print name)

(printed name)

(please print)

など。

これは、いわゆる筆記体のように文字をつなげず、印刷文字のように一文字一文字はっきりと区別して書いてください、ということです。

読みやすいように、クリアに書けばOKです。

 

また、block letters で、と指定されている場合もあります。

この場合、block letters とは、「大文字を示す」という場合と、「print nameと同じ意味(一字一字明確に書く)という場合と、二つの説があるようです。

block letters、特に block capitals と指定された場合は、名前を全て大文字で書きます。(capital は、大文字の意味)

Name:  YUMI  UEMATSU  

これらはなぜ指定されているかというと、名前が読みやすいように、ということです。

大文字であろうと小文字であろうと、読む人が混乱することなくアルファベットを読めれば、OKだと思います。

U と V, fと t などは日本人でも紛らわしく書いてしまいがちなので、気をつけたいですね。

 

Signature - 署名・サイン

Signature の欄には、自分のサインを書きます。

この場合のサインは、パスポートの「所持人自署」というところで書いたものと同じ署名を記入します。必ずしもアルファベットである必要はありません。

 

たとえば、私の場合はフルネームを漢字で書いています。

だから、イメージはこんなふうになります。

Signature:   植松 裕美      ← 実際は手書きです。

身分証明などが厳格な書類では、このパスポートの署名とSignatureの署名が一致しているかを確認されます。それにより、本人確認をするのでしょう。

 

ちなみに、私は最初、特に深く考えず、パスポートの署名を漢字フルネームで登録しました。

ところがオーストラリア・パースに来てから、それはもう様々な書類に契約のサインをすることになり、そのたびにフルネームを漢字で書く羽目になりました。

めんどくさいなー、次のパスポート更新の時は、署名はアルファベットやマークにしようかな・・・なんて思いました。

ですがオーストラリアの人々には、この「漢字のサイン」が予想外にウケがいい(笑)。私のサインを見て、「このサイン、ステキ!」「クールなサインですね。」等と、面白がる人が多いです(笑)。

まあ、面白がってもらえても、役に立つわけじゃありませんが・・・

他の国の人には真似しにくいサインではあると思うし、むしろ特徴的でよかったかも、なんて考えるようになりました。

パスポートの自署欄を登録する時は、そういったこともチラッと考えておくと、いいかもしれません。

 

関連記事:

「サインをお願いします」と英語で言いたい時はどう言う?Signとsignatureの違いは?などについては、以下の投稿で細かく紹介しています!

「サインください」と英語で言う時の落とし穴は?signの意味
海外のお客様に署名を求めたい時、「ここにサインしてください」「サインをお願いします」と英語で言うには?signとsignatureの違いは?「有名人のサイン」と「署名のサイン」は英語では違う?signには看板・案内表示という意味もある?などなど、「サイン」にまつわる英語表現を例文と共に詳しく解説。

 

まとめ

考えてみれば当たり前のことですが、海外である程度の期間を過ごす時には、必ず書類にサインをする機会があるかと思います。

最も大切なことは、とにかく読みやすい、くっきりとしたアルファベットで書くこと!

 

日本では、役所の窓口でもどこでも、書類を記入する時は、記入例みたいなものが必ずと言っていいほど添付されていますよね。

本当に親切で、わかりやすいなーと思います。

ここオーストラリアでは、そういった「記入例」が用意されていることって、ほとんどありません。

担当者が目の前にいれば、その場で記入の方法を聞くこともできますが、自宅などで書いている時は、よくわからなくて書き間違えてしまうことも多々あります・・・。

 

書類や契約書にサインをする時は、どんなものでも「日付」「名前」「サイン・署名」は必ず書く必要があります。

それぞれの書き方を覚えておくと、いざと言う時に慌てずに済みますね。

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