発音の言い分けが難しい英単語13パターン。英語の発音問題対策にも?

英語を聞く

前回のブログ記事で、「LとRの発音が違うだけで全然違う意味になる」という、まぎらわしーい英単語を一挙に紹介しました。

RとLの発音の違いで、全然違う単語になる!要注意な英単語集
日本人が苦手な「英語の発音」。特にLとRの発音のしかた・言い分け方について、苦手意識を持つ人は多いのでは?たいていの場合は、正確でなくても通じるけど、LとRの発音を間違えただけで言葉の意味がまったく変わってしまう、という単語もあります。そんな英単語を集めました。

 

実は、R と L 以外にも、日本人にとって言い分けが難しい発音って、色々あるんですね。

R と L の問題もそうかもしれませんが、日本人にとっては、「大して違うように聞こえない」という母音・子音でも、英語ネイティブの人にとっては「超ちがうー!全然ちがうー!」というふうに聞こえるのだと思います。

そして実際に、それがちょっと違うだけで、単語の意味が変わっちゃう。

文脈や状況から、間違ってもわかってもらえる場合は多々あります。が、長い目で見た時、特にそのような英単語については、発音の違いをしっかりマスターしたいなぁ、と思います。

今回は、「RとLの発音の違い」以外のもので、「とっても似ているけど、ちょっとの発音の違いで全然意味が変わっちゃう!」単語についてまとめました。

特に、私自身がオーストラリアで生活する中で、日常的によく使い、「言い分けが難しいな~(汗)」と思う単語を中心に集めています。もしかしたら、試験の発音問題などにも、知っておくと役立つかもしれません。

※カタカナで発音を書いている箇所もありますが、あくまで参考程度に考えてください。実際の発音は、発音記号を見ながら、電子辞書やウェブ辞書(Cambridge English Dictionary など)の音声などで確認してください。

※文中の発音記号は、基本的にイギリス英語表記です。

スポンサーリンク

s と sh、似ているようで大違い!

1.  see, sea  と  she 

これは、超基本の単語。

see は、本当に最初の最初に覚える英単語ですよね。「見る」「会う」「理解する」……さまざまな意味があります。

こちらは、/siː/と発音します。「スィー」という感じでしょうか。

「海」を意味する sea も、同じ発音です。

 

一方、she は、「彼女」を意味しますが、こちらは /ʃiː/という発音です。しっかりと、頭の発音を「シ」で始めることが大切。

英語でがんばってしゃべっていると、意外と文の中で適切にshe を発音するのが難しいと感じます。つい、“And see said …” となってしまいがち(汗)。

 

2.  sit  と  shit 

これは結構有名だと思いますが、sit は、「座る」という動詞。

一方、shit は、「くそ」とか、特に相手をののしる時に使われる、ちょっと下品な言葉ですね(苦笑)。

でもこの言い分けが、意外にも日本人には難しい。

sit の発音は、/sɪt/。「スィット」という感じです。

一方、shit の発音は、/ʃɪt/。ット」となります。

 

日本人にとっては、/s/  /ʃ/ の違いは、何気ないものですが、英語ネイティブの人にとっては、この違いは大きいようです。

「ここに座ってもいいですか?」と聞きたい時に、

Do you mind if I shit here?

と言わないように要注意!

 

3.  seat と sheet 

これも、意外にも言い分けが難しい単語です。

seat は、車やバス、劇場などの「座席」という意味の名詞です。また、飲食店「いす・席」だったり、待合室「いす・座席」についても言います。

Please have a seat and wait until your name is called.

おかけになり、名前が呼ばれるまでお待ちください。

また、seat belt (=シートベルト)も、この seat です。

seat の発音は、 /siːt/です。ート」という感じ。

 

一方、sheet は、ベッドの「シーツ」のこと。洋式のベッドでは、マットレスの上に敷いていあるシーツと、その上にもう一枚シーツが重なっていて、その間に入って寝ますよね。通常、シーツはこのようにペアで使われるため、一般的に sheets と複数形で言われるようです。あえて一枚の布を言う場合は、a sheet です。

もう一つの意味として、「紙・用紙」のことを、sheet と言います。たとえば、 a test sheet(テスト用紙)an answer sheet(答案用紙)などのように言います。

また、紙(paper)不可算名詞(数えない)なので、a paper とか two papers とか言いません。その代わり、紙を数える時は、以下のように言います。

Can I have [ a sheet of paper / three sheets of papers ]?

用紙を1枚/3枚、頂けますか?

※または、a piece of paper ということもあります。a sheet of paper は、コピー用紙や書類作成などに使われる紙、a piece of paper は、大きさや形に関わらず「紙切れ1枚」というイメージで使われます。

sheet の発音は、/ʃiːt/ですート」という感じです。

 

私は、

Can I have a seat of paper ?

とつい言ってしまいがちなので、注意したいです。

 

意外と難しい! th 発音

4.  think と sink 

think は、おそらく誰もが知っている英単語ですよね?「考える・思う」という意味の動詞です。

一方、sink は、「(主に水の中などに)沈む」という意味の動詞です。

think の発音は、/θɪŋk/ 。最初を舌を軽く噛んで息を出す /θ/ の音で始めます。人によっては、若干「」という発音になるかもしれません。

sink の方は、/sɪŋk/ という発音。舌をかまない/s/で始めます。「」という感じ。

 

この発音の違いを理解しないために、大変な誤解をしてしまった、というBerlitzのCM動画があります。

この主人公は、ドイツの沿岸警備隊の新人さん。まだ英語がうまくなくて、仕事も初めて。そんな時に緊急連絡が入ります。

“We are sinking …” と助けを求めているよう。これはたいへん!

その時、新人さんの応答は???

……という、ユーモラスで面白いCMです(笑)。

これを見たみなさんは、もう thinksink を言い間違えることはないのでは!?

 

5.  thongs と tongs 

thongs とは、以前以下の記事でも紹介したのですが、

英語と日本語でまぎらわしい!間違いやすい意外な英単語13選。
現代では、日本語でもカタカナで英語のまま通じる言葉がたくさんあります。ですが、油断していると、英語なのに本来の意味とは違うカタカナ語、意外とあるんです。そのような紛らわしい英単語を紹介します。

特にオーストラリアでは、ビーサンのことを thongs と言います。日本語でも、ビーサン式のサンダルのことを、「トング」と言いますよね。これも、thongs から来ているのではないかと思います。(通常ペアで履くものなので、thong+s で使います)

また、似た言葉で、tongs というのもあります。これは、BBQで肉を焼いたり、氷をつかむ時に使う、あの挟む道具。日本語でも、「トング」と言いますよね。

でもこの二つ、英語では発音が異なります

ビーサンの方の thongs は、/θɒŋs/ なので、やはり舌をかむ音で始まります。「」と「ング」の中間みたいな音に聞こえます。

一方、ものを挟む tongs は、/tɒŋz/ 。頭をハッキリと、「」と発音します。

微妙ですが、最後の複数形sの発音も違うので、注意が必要です。

私はいつも、ビーサンのことを言う時、息子に「thongs だよ、tongs じゃないよ!」と、発音を注意されます(笑)。

 

6.  bath と bus 

どちらも、超頻出単語!

bath は、「お風呂」「シャワー」の意味ですが、発音は /bɑːθ/。「バーth」という感じで、「バー」と言いながら最後は舌を軽く噛んで、空気を出す音が聞こえる、という感じで終わります。

一方の bus は、日本語でも使われる、乗り物の「バス」ですが、発音は /bʌs/ 。短く「」とそのままいう感じに近いです。

どちらもたいへん身近なものだからこそ、正確に発音できるようにしたいです。

aw と ow、発音の違いわかる?

7.  saw と sow 

saw は、see (見る)の過去形(見た)を表す英単語です。これは多くの人が覚えているでしょう。また、「のこぎり」という意味もあります。

一方、似たような単語で、sow というのもあります。こちらは、「種を蒔く」という動詞です。

saw は、/sɔː/ と発音します。 「」という感じです。母音は普通に「」と伸ばすイメージ。

sow は、/səʊ/ と発音します。「」という感じで、母音の終わりをしっかりと「オゥ」と言います。

 

私自身ガーデニングが好きなのと、オーストラリアではよくガーデニングの話題が登場するので、sow という単語も覚えました。

 

8.  law と low 

law は、前回のブログ記事(RとLの発音の違いで、全然違う単語になる!要注意な英単語集)でも出てきました。「法」「法律」という意味です。

でも、low という単語もあります。こちらは、「低い」という意味の形容詞で、やはりたいへん日常的に使われる英単語ですね。a low voice(低い声)low pressure (低気圧)low body temperature(低体温)などなど、組み合わせても使われます。

この二つの単語、発音の違いは?

law は、/lɔː/ という発音になります。「」と最後をそのまま伸ばす感じ。

low は、/ləʊ/ という発音になり、「ロゥ」というふうに最後のゥをしっかりと発音します。

 

まぎらわしいですね~。

「私は法律のオンライン講座を受講しています」と言いたいところを、

I’m taking online low courses.

と言ってしまわないように、気をつけましょう!

 

9.  raw と row 

こちらもまぎらわしい!

raw は、やはり前回のブログでも出てきましたが、「生の」という意味の形容詞です。

一方、row という単語もあります。こちらは、「列」という意味の名詞。a row of apple trees(リンゴの木の列・並木)a seat in the first row(一番目の列の席)など。

また、columns and rows(行と列)のように、『列』も表します。Excel などでおなじみかも?

 

raw の発音は、/rɔː/ 。やはり母音は、「」という感じで伸ばします。

row は、/rəʊ/ という発音になり、母音はしっかりと「オゥ」と発音します。

 

a front-row seat というと、「最前列の席」という意味ですが、a front-raw seat と言ってしまいそう!

気をつけたいものです。

 

とにかく似ているけど、違う!

10.  horse と hose 

horse は、「馬」ですよね。

一方、庭に水をまく時などに使う、ホースは?こちらは、hose です。

つづりもすっごく紛らわしいですが、発音をどのように言い分けるか、わかりますか?

「馬」 horse は、/hɔːs/ という発音です。どちらかというと、日本語風の「」に近いかな?

一方、「ホース」hose は、/həʊz/ という発音。「」という感じです。母音をしっかりと「オゥ」と発音し、最後は「ズ」。

hose は、こちらで生活していると、結構よく使う日用品です。ホームセンターで「ホース探しているんですが。」と聞きたい時、正しく発音しないと、「探してるの?」とびっくりされてしまうかも。

 

11.  desk と disk 

こちらも、結構まぎらわしい単語です。

desk といえば、「机」のこと。

一方、disk という単語もあります。こちらは、コンピュータに使われるデータが入っているデバイスのこと。日常生活では、CDDVDのことを disk と言うこともあります。「ハードディスク」のディスクも、disk です。

発音の違いとしては、

desk は、/desk/。「」って感じですね。頭は「」です。

disk は、/dɪsk/。「ディ」という感じになります。

どちらも、発音そのものがすごく難しい、というわけではありませんが、意識して覚えておかないと、結構混乱しがちです。

 

12.  rug と rag 

rug は、「敷物」「じゅうたん」のことです。日本語でも「ラグ」って言いますよね。

一方、rag という単語もあります。こちらは、「ぼろきれ」「ぼろ布」のことを言います。
たとえば、ホームセンターでは、洗車やハウスクリーニング用に、rag の詰め合わせが売っていたりします。

また、DIYのインストラクションで、必要な道具に rag と書いてあったりします。

 

発音の違いは、というと……。

「敷物」 rug は、/rʌɡ/。 「グ」というイメージです。

「ぼろ布」 rag は、/ræɡ/。「ぇーグ」(うまく書けないけれど)という雰囲気。

母音の発音をしっかり変えないといけません。

どちらもホームセンターで売っているし、生活の中で身近なものなので、ちゃんと言い分けられるようになりたいです。

 

13.  first と fast 

これも、どちらもすごく基本的な単語だけど、発音を正しく区別するのが難しい!

first は、「1番目の」「第一の」という意味を表す単語ですね。

一方、fast は、主に(速度が)速い」という意味の形容詞です。

 

気になる発音ですが……。

first の方は、/fəːst/ と発音します。「フ」という感じで、「アー」は舌を口の空間の中に置いて発音します。ちょっとこもったような感じの音になります。

fast の方は、/fɑːst/ です。「ファー」と、母音はハッキリと「アー」と発音します。(これはイギリス英語発音で、アメリカ英語の場合は、/fæstとなります。アの感じが結構変わるので注意ですね。)

どちらも学校で必ず習う単語なので、発音問題に出るかもしれません。

 

まとめ

紹介した英単語を、一覧にまとめてます。

s と sh の違い
see, sea (/siː/) she (/ʃiː/)
sit (/sɪt/) shit (/ʃɪt/)
seat (/siːt/) sheet (/ʃiːt/)
th の発音
think (/θɪŋk/) sink (/sɪŋk/)
thongs (/θɒŋs/) tongs (/tɒŋz/)
bath (/bɑːθ/) bus (/bʌs/)
 aw と ow の違い
saw (/sɔː/) sow (/səʊ/)
law (/lɔː/) low (/ləʊ/)
raw (/rɔː/) row (/rəʊ/)
その他
horse (/hɔːs/) hose (/həʊz/)
desk (/desk/) disk (/dɪsk/)
rug (/rʌɡ/) rag (/ræɡ/)
first (/fəːst/) fast (/fɑːst/)(/fæst/)

ちょっとした発音の違いで、別の意味の単語になってしまう……。今回紹介したものは、わりと日常生活でも使われることの多い単語です。

他にもこのような英単語はいくつもあると思うので、気が付いたらまた書き足して行こうと思います。

 

私自身の経験では、やはり「自分の発音が不正確」だったり、「細かい発音の違いを聞き取れない」ために、コミュニケーション・ミスをしてしまうこともあります。

とはいえ、たいていの場合は、前後の文脈やシチュエーションがあるので、それから読み取れることも多いです。これらが言い分けられないと、ゼッタイにダメ!というわけではないです。

間違いに気づいた段階で、訂正すればいいんだし。

ただ、単語の発音の違いは、「知っている」か「知らないか」だけのことなので、正しい発音を知ってさえいれば、現実に英語で話す場面で、より戸惑わずにすみます。

これからもしっかり練習していきたいな、と思います!

また、発音については、以下の過去記事もおススメです。英語ネイティブによる発音のインストラクション動画も、記事中で紹介しています。

日本人はなぜ英語の発音がニガテ?理由を知って練習のコツをつかもう。
なぜ日本人にとって英語発音が難しいと感じるのか?ネイティブ英語と日本語英語の違いは何か?を、英語と日本語の母音の発音の違いに着目して分析してみました。また、発音練習におススメのサイトも紹介してます。
タイトルとURLをコピーしました