このブログのタイトルは「話す英語。暮らす英語。」です。
英語で「暮らす」ために、私自身が一から覚えて行った英語での言い方を、皆さんに少しずつお伝えできればと思います。
今や国外で生活する際にも欠かせないのが、パソコンや携帯だと思います。
が、どこにいても、「壊れた!」とか「動かない!」ってことはありますよね。そんな時、英語圏ならば、お店に修理を英語で頼むこともあるでしょう。
「~が壊れた。」「~が動かない。」
って、英語でどう言うの???
また、海外で生活する際、ほぼ誰もが避けて通れないのが、住宅の問題。海外で賃貸住宅を借りたり、シェアハウスに住んだり、ホームステイしたりする方は多いと思います。
そして、住宅に住む時に、オーナーや不動産屋、同居人の人達と、住宅の設備について英語でやりとりをする機会もあると思います。
そんな時、頻繁に使うことになるのが、「~が壊れた。」「~が壊れているよ。」
といったことではないでしょうか???
あるいは、海外旅行でホテルなどに宿泊しても、部屋の備品が「壊れている」と言いたい時があるでしょう。
なんとなく break という単語は知っていても、「~が壊れた。」と自信を持って言えない人もいるんじゃないかと思います。(私がそうでした)
というわけで今回は、身近なものが「壊れた」時、英語で簡単にどう言えばいい?ということを紹介します。
壊れる・壊れた
break は、英和辞典を引くと、まず「(人がモノを)壊す」という意味が載っています。たとえば、
Sister broke the Lego track I built !
お姉ちゃんがぼくの作ったレゴのトラックを壊した!
このように使います。(broke は break の過去形)
ですが、break は「(モノが)壊れる」という意味の動詞としても使えます。
例文)
Sorry I couldn’t call you back. My mobile broke.
電話かけ直せなくてごめん。携帯が壊れちゃったんだ。
If the shower breaks again, let me know.
もしもまたシャワーが壊れたら、私に知らせてください。
また、食器やガラスなどが粉々に割れる(壊れる)ことを、特に break into pieces と言います。
例文)
I dropped my new cup and it broke into pieces.
私は新しいカップを落としてしまい、それは粉々に割れてしまった。
壊れている・故障している
モノが壊れたことを表す時、最もカジュアルによく使われるのが、be broken です。
broken は、『breakの過去分詞形』でもありますが、形容詞として「壊れている」という意味でも使われます。
例文)
You can’t use this computer. It’s broken.
このパソコンは使えません。壊れています。
The shower is broken.
シャワーは壊れています。
I thought I got up as usual. But after a while, I found the clock was broken.
私はいつも通りに起きたと思った。が、しばらくして、時計が壊れていることに気が付いた。
broken は、「壊れている」ことを表す形容詞なので、以下のような形でも使えます。
例文)
Careful – there’s broken glass on the floor.
気をつけて……壊れたガラス(割れたガラス)が床に落ちているよ。
Bring your broken iPhone next time, so I’ll try to fix it.
次回はあなたの壊れたiPhoneを持って来て。そしたら私が修理してみるから。
動かない・作動しない
また、機械などの物が壊れたことを言う時、
It doesn’t work.
(それは)動かない。
という表現は、話し言葉で非常によく使われます。
この work は、機械などが「作動する・動く」という意味があります。
たとえば、洗濯機が電源を入れたのに動かない時、
Hey! The washing machine doesn’t work!
ねえ!洗濯機が動かないよ!
こんな言い方ができます。
特に電気機器やコンピュータなどについて、「思った通りにうまく動かない」というような時に使える表現です。覚えておくととても便利です。
例文)
My computer doesn’t work. It only has a blank screen.
私のパソコンは動かない。真っ白な画面が映るだけだ。
That machine didn’t work a few days ago, but it works now.
その機械、2,3日前は動かなかったんだけど、今は動くよ。
車が壊れた・故障した
特に「車」が故障した時は、break down という成句がよく使われます。
Our car broke down on the way to Shark Bay.
シャークベイに行く途中で私達の車は故障した。
また、車以外の大きめな機械なども、故障した時は break down と言います。
The dishwasher broke down just a week after the guarantee has expired.
食洗機が、ちょうど保証が切れて1週間後に壊れた。
パーツが取れる、などの「壊れた」
モノが「壊れる」時は、色んなパターンがあると思います。
たとえば、物の部品などが「取れちゃった」という場合は、どんな言い方をするでしょうか?
「(固定されているべきものが)取れる・外れる」という時は、come off という成句が使われます。
例文)
Oh my gosh! The kitchen cabinet door came off!
あらま!台所の戸棚のドアが外れた!
I pulled the door open, and the door knob came off.
ドアを開けようとして引いたら、ドアノブが取れた。
壊れたものを「修理する」
ついでですが、壊れた物を「直す」「修理する」という時は、
fix
または
repair
という動詞を使います。
どちらもよく使われますが、fix はカジュアルに「直す」という感じで、特に会話では非常によく使われます。ぜひ覚えておきたい言葉です。
repair は、「修理する」というような感覚で使われます。特にプロフェッショナルの修理を指して使われることが多いかな?と思いますが、話し言葉の中で使う場合は、fix と厳密に使い分ける必要はないかも、と思います。
他にrepair は、「修理」「修繕」という意味の名詞としても使います。
例文)
This morning a plumber came and fixed the broken water tap.
今朝、水道工事やさんが来て、壊れていた水道の蛇口を直してくれた。
The mechanic said it would cost a lot to repair our car.
車修理工は、私達の車の修理費用は高くつくだろうと言った。
Our car is in the garage for repairs.
私達の車は修理のため、ガレージに置いてあります。
まとめ
オーストラリアでは、家を借りる時に、日本とは違う決まりが色々とあります。
特に驚いたのが、部屋を賃貸契約して入居したら、「家のチェックを行う」というルールです。
不動産屋が、家のあらゆる点について、チェックリストを作って持って来ます。
物件の借主(tenant)は、一週間以内にすべてをチェックして提出しないといけない決まりになっています。
この時、家の備品が壊れていたり傷ついたりしている場合は、しっかりと書き記しておく必要があります。換気扇、備え付けの食洗機、オーブン……。すべて、きちんと作動することを確かめなければなりません。もしも動かなかったら、この時点で記録し、不動産屋に提出します。これは、「私達が壊したわけではない」と証明することにもなります。
また、窓のカーテンレールや壁のフックが取れている、などということも、古い家では結構よくあるんですね。こういったものも、しっかりと記録しておきます。
そして、取り急ぎ修理が必要なものは、不動産屋の担当者に伝えなければなりません。
「オーストラリアで引っ越したら、どんなことをするの?」という、『住宅に関するルール』は、別ブログの方で書いています。もし興味がある方は、読んでみてください。実は今私達が住んでいる家は、パースで4軒目です。
引っ越したらやらなければならない、日本と違うパースのルール。|パースで手作りざんまい
そんなわけで、ここに書いた「壊れた」にまつわる英語表現は、私達夫婦が真っ先に覚えたものでした。