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英語ネイティブもよく使う関係代名詞!【主格】の使い方と例文。

文法を学ぶ

「英語を話す」ために、初心者であれば、まず最初に意識することは、

「主語+動詞+目的語」

のシンプルな文をしっかり言えるようになることだと思います。

私自身、最初はそれすら難しかった(汗)。だからまずは、簡単な文がすんなり言えるようになることに、集中しました。

 

初歩的な会話であれば、「主語+動詞+目的語」の文をつなぎ合わせていけば、言いたいことは伝えられます。

ですが、少しずつそれに慣れてきたある時・・・私は気づいたのです。

ネイティブの人達は、英語を話す時、「関係代名詞」を使っているじゃないか!

 

日本の学校で英語を習う際、多くの学生が「難しい」と感じる文法テーマの一つが、「関係代名詞」じゃないでしょうか?日本では、「関係代名詞」は結構難易度が高い英文法だと思われがちです。

ですが現実として、、、ネイティブが英語を話す時は、関係代名詞は結構頻繁に使われています(汗)。決して小難しい言い回しではありません。

自分は使わないで表現できたとしても、相手の英語を正確に理解するために、関係代名詞を理解することは必要ではないかと思います。

 

・・・といっても、関係代名詞は「主格が・・・目的格が・・・名詞が主語となるから・・・」みたいに考えるから、とても難しく感じます。

が、実際にはもっと感覚的に使えるものだと、私は感じています。

というわけでこのブログでは、関係代名詞の使い方を、会話の中で使うような、感覚的にわかりやすい例文をあげて説明したいと思います。

関係代名詞といっても、範囲は広いですが、今回はごく基本となる「主格の関係代名詞」の使い方について取り上げます。といっても、難しい呼び方は置いといて、、、こういう表し方がある、ということを覚えていきましょう!

「~するモノ」「~なモノ」と言う時(主格)

たとえば、「私は車が欲しい。」と言うことはできますか?

“I want a car.”

ですよね。

では、どんな車でしょうか?「大きい車が欲しい。」「新しい車が欲しい。」と言う時は?

“I want a big car.”

“I want a new car.”

では、「新しい日本車が欲しい。」という時は?(実際にオーストラリアでは日本車が人気です!)

“I want a new Japanese car.”

って言えます。

 

では、「GPSナビがついている車が欲しい」って言いたい時は?

「GPSナビがついている」は長いし、形容詞じゃないので、「new(新しい)」や「日本の(Japanese)」というように、car の前につけることができません。

言いたいことは、

“I want a car it(= that car) has a GPS navigator.

という感じのことです。

そんな時、わかりやすく相手に伝えるには、car の後ろに「どんな車か?」を付け足して、一つの文にします。

形としては、“a car + that/which + 動詞 (+目的語) で、「~な車/する車」といえます。

 

 ”I want a car that has a GPS navigator.”

 ”I want a car which has a GPS navigator.”

× “I want a car it has a GPS navigator.”

 

注意する点として、

a car ← it has a GPS navigator ということを表しているので、細かいことを言えば

 “I want a car that has a GPS navigator.”

× “I want a car that have a GPS navigator.”

です。

 

「~なモノ」「~するモノ」「~できるモノ」などと言いたい時に、関係代名詞を使えると便利です。以下に例文を紹介します。

 

“I want to buy a house that has a big backyard.”

大きい庭つきの一戸建てを買いたい。

( a house ← it has a big backyard. )


“I like books that have a lot of beautiful pictures.”

キレイな絵がたくさん載っている本が好き。

( books ← they have a lot of beautiful pictures )


“I want a bird that can talk.”

おしゃべりができる鳥を飼いたい。

( bird ← it can talk )


“Helicopters have wings that spin around.”

ヘリコプターは、グルグル回る羽を持っている。

( wingsthey spin around )


“My son has a lot of toy trains that can move by butteries.”

私の息子は電池で動くおもちゃの電車をたくさん持っている。

( a lot of toy trainsthey can move by butteries.)

 

 

また、「〇〇は、~するものです。」というような説明をする時にも使われます。

 

“Electricity is energy that can make heat and light.”

電気とは、熱と明るさを作り出すエネルギーです。

( energy ← it can make heat and light )


“Monsoons are winds that change each season.”

モンスーンとは、季節を変える風です。

( winds ← they change each season )

 

※以上の例文は、that をwhich に変えてもOKです。が、thatの方がよく使われるようです。

「~する人」「~な人」と言いたい時(主格)

このような言い方は、人に対しても同じように使うことができます。

人の場合は which は使わず、who または that を使います。

 

たとえば、「私はたくさんの人を知っている。」と言いたい時は、

“I know a lot of people.”

と言えますよね。

 

では、人は人でも「オーストラリアに住んでいる人」をたくさん知っている、ならば?

“I know a lot of people who live in Australia.”

( people ← they live in Australia )

 

では、「UWA(西オーストラリア大学)で学んでいる人」をたくさん知っている、は?

“I know a lot of people who are studying at UWA.”

( people ← they are studying at UWA )

 

こんなふうに、「~な人」「~する人」「~できる人」などを言いたい時に、関係代名詞を使うと、むしろわかりやすく表すことができるのです。以下に例文を紹介します。

 

“I know a person who can speak English.”

英語が話せる人を(一人)知っているよ。

( a person ← he/she can speak English )


“I know a Japanese man who is working as a chef in Perth.”

パースでシェフとして働いている、ある日本人男性を知っている。

( a Japanese man ← he is working as a chef in Perth )


“There was an old sailor who swallowed a fish.”

(あるところに、)魚を飲みこんだ年寄りの船乗りがいた。(絵本より)

( an old sailor ← he swallowed a fish )

 

職業や役割を説明する時にもよく使われる言葉です。

 

“A meteorologist is a scientist who studies weather.”

気象学者は、天候について研究している科学者です。

( a scientisthe/she studies weather )


“A surgeon is a doctor who performs operations.”

外科医は、手術を行なう医者のことです。

( a doctorhe/she performs operations )

 

 

言う時に注意すること

関係代名詞は、このように、ある名詞(モノ・人)「こんなモノ・人」と言いたい時に、ひと言では言えない時に使われます。

考え方が、日本語とちょっと違います。

日本語では、「気象学者は、天候について研究している・科学者」と、まず詳細から説明を始めますが、英語の場合はまず、「気象学者は科学者」と先に言ってしまいます。

そしてその後で、「その科学者とは天候について研究している」ということを説明します。

考え方として、まずおおまかなことを言ってしまって、その後でさらに詳しいことを言う、というイメージです。そこに慣れる必要があります。

日本語訳として英文を考えてしまうと、すべてを一気に言わないといけないように思ってしまいますが、実際話す時には、

“A meteorologist is a scientist ^ who studies weather.”

と、一呼吸置いてもだいじょうぶです。

 

まとめ

文の主語が関係代名詞になる場合は、ちょっとややこしいですね。

 

“People who cry often are not weak, but mentally stronger.”

よく泣く人々は、弱くない、むしろメンタル面は強い。

 

“Anyone who wants to do the exam must enter before next Friday.”

試験を受けたい人は、次の金曜までに申し込まなければならない。

 

 

こういうのは、私自身苦手です。

スピーキングで言おうとすると、自分がどこまで言ったか忘れちゃって、頭がこんがらかっちゃうんですよね~(汗)

少しずつ慣れて行けたらいいかな、と思っていますが。

 

最初は、自分がわかりやすい例文を元に、文の一部を色々と替えて、自分で言ってみる。

英語のスピーキングに取り入れたいのであれば、書かれているものを見ずに、いろんなパターンを練習してみるといいかと思います。

 

ちなみに、私の息子はふざけて、iPhone等に入っているSiri(話しかけると質問に答えてくれる、音声アシスタント機能)に話しかけるマネをして遊びます。

息子 ” What is a hot dog ?”

Siri  ” A hot dog is a dog which is hot.”

実際は息子の一人二役(笑)でやって、自分でウケてるだけなんですが、、、まあ、このジョークが面白いかどうかは別として(笑)、でもわかりやすい関係代名詞の使い方ですよね?

おふざけ半分で、こんな練習をしてみるのも、関係代名詞について楽しく感覚をつかむにはいいかもしれません(?)

 

今回は、「~するもの/人」「~なもの/人」を表す関係代名詞(主格)の使い方を説明しましたが、もう一つ

「(私が/誰かが)~するもの/人」という言い方があります。

こちらは関係代名詞(目的格)と言われるものです。

こちらもネイティブ英語の中では、とってもナチュラルに使われるものです。次の記事で説明しています。

英語ネイティブもよく使う関係代名詞!【目的格】の使い方と例文。
英語学習でつまづきやすい文法「関係代名詞」。【目的格】について説明します。どんなことを説明するために関係代名詞が使われるのか?使い方のルールは?…豊富な例文と、わかりやすい使い方を解説します。

また、関係代名詞の「非制限用法」とは?「普通の関係代名詞とどう違うの?」ということについては、以下の記事をご覧ください。

関係代名詞の非制限用法。ネイティブの英語ではどう使われる?例文と使い方。
関係代名詞の非制限用法(~,which または ~,who)は、ネイティブが使う英語にも意外とよく出てきます。通常の関係代名詞とどう違うのか?の説明と、例文を紹介します。
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